5日月曜日から始まった小平市議会9月定例会の一般質問
三日目が今日で終了しました。
全28人の議員の内、議長三役等を除く24人が市制全般に
渡る、70件の質問を行いました。10名の議員が新人に入れ
替わり、新たな雰囲気での質問風景でした。
そんな中で今日は、近年珍しい一般質問の質問中に議長
による、「暫時休憩」=議会速記の記録や映像記録が止め
られ、議事が一時中断となること━という波乱がありました。
理由は、元小平市教育長であった、みんなの党所属議員
の発言した言葉に不適切、不穏当な表現があるとの事で、
議長が二度も質問を止め、「暫時休憩」したのでした。
一般質問とは、市の一般事務につき、議長の許可を得て
質問する事ができる規定(小平市議会会議規則第57条)
に則り、許された議員の権限です。
しかし、市の理事者側に反問件がないことをいいことに
侮辱や一方的持論の展開、守秘義務放棄の暴露などが
あってはならないのは当然で、同規則95条には、「議員
は、議会の品位を重んじなければならない。」と規定され
ている通りです。
この議員の発言を制した議長と同時に、議会運営委員長
からも動議の声がかかりましたが(議運は議会運営全般の
取り決めを担当する委員会)、今回は議長が秩序保持権
に基づき議事を止め、対処したかっこうとなりました。
休憩中、議長、副議長、正副議会運営委員長による調整が
行われ、私も議運の副委員長として加わりました。
今回の顛末は、一義的には質問した議員の市長及び現教
育長に対する言葉に、明らかに行き過ぎた表現があった
ことは問題だと思います。
しかし、それを受けた市長もあまりにも感情的に反応してし
まい売り言葉に買い言葉的発言をしてしまったのは、聞い
ていた議員にとっても、傍聴していた市民にとっても不愉快
極まるものでした。小平市議会の品格が問われます。
事実関係に対し反論する事はいいとして、基本的には議長
に対し、この議員の発言に対する裁定をゆだねる姿勢が必
要ではなかったか‥
議員も人の子、決して先生などと持ち上げられるような聖人
ではありませんが、許された権限に基づき、正々堂々議論
を戦わせる中で、市民本位の合意を形成して行くことが求め
られます。心して行かねば‥後日一般質問の報告をします。
あぶかわひろしは今日も行く
あぶかわ浩(虻川浩)・小平市議会議員のホームページ
ワカモノのミカタ