本日開かれた、小平市議会生活文教委員会に「小平市の
子どもを放射能から守る会」から出され、付託されていた
請願審査が行われ、結果として全会一致で採択すべきもの
と決せられ、本会議に戻される事となりました。
7つの会派の内、5会派が紹介議員に名を連ねたこの請願
には当日までに1981人の署名が集まる非常に関心の高い
ものとなり、私も請願代表議員の一人として参加しました。
子どもを持つ親としては、はっきりしない国の放射線被害
対策に対し、親が立ち上がって子どもを守らなければとの
切実な思いの発露であったと思います。
採択すべきものとされた、請願の具体的項目の趣旨は、
①市立小・中学校の給食食材の調達は、各都道府県の行
う検査結果を確認し、内部被ばくの低減に努めてほしい。
②主食の米については、特に慎重に調達してほしい。
③市立小・中学校の給食食材で使用頻度の高く検査回数
の少ないものを選定して定期検査し、安全確認を。
との内容にまとまりました。
経過として、内容や具体的表現が請願者の願意に適うか、
現実的に市が受け入れられるものとなっているかどうか、
各会派、様々な意見が飛び交いました。
例えば子どもたちのためと言っても、結果として地元小平
市の農家の皆さんに対する風評被害が広がってしまった
のでは本末転倒です。
また市の当局がまるで実行不可能な内容となってしまって
は絵に描いたモチであり、結局は請願者の皆さんの熱い
思いを代弁することができなくなってしまいます。
私は、そんな会派としての思いを主張しながら内容を修正
する意見を述べさせて頂きました。
明日は全く同じ内容が厚生委員会で審議されます。内容が
同じでも、今日は小・中学校に対するもの、明日は市立保育
園に対するものとなるため、今回は二つの委員会に付託さ
れることとなったのです。
この件については、議会運営委員会や幹事長会でも様々
な意見がありましたが、所管の委員会でしっかりと議論す
ることは内容を深めることともなり、大事なことです。
当たり前のことですが、現在必ずしもそうはなっていない、
議員同士が議論をする、本来の意味での議会を作らなけれ
ばならない。しかしそのためには、手続きや運用面も含めて
私たち議員自身が提案し議論して行かなければなりません。
議会改革調査特別委員会のみならず、議会運営委員会や
幹事長会の改革も議員自らの提案で進めなければなりま
せん。
難題ではありますが、会派のワクを超えて改革の風土を
醸成して行きたいと思います。
あぶかわひろしは今日も行く
あぶかわ浩(虻川浩)・小平市議会議員のホームページ
ワカモノのミカタ