●黒豆
まめ(勤勉の意味)に働き、まめ(健康の意味)
に暮らせるようにという願いが込められていま
す。黒には魔除けの力が宿っているといわれて
います。
●数の子
二親(にしん)にも通じる鰊の腹子で、卵の数
が多いことから多産、子孫繁栄の意味が込めら
れています。
●ごまめ
片口鰯の稚魚を干したもので、炒って飴煮にし
て食べます。昔、鰯を田畑の肥料にしたところ
五万俵もとれたことから「五万米」の字があて
られ、豊作祈願の意味が込められています。
田作りともいいます。
●たたきごぼう
地中に深く根を張るごぼうを茹でて、すりこぎ
でたたき、しょう油などで煮たもの。「開きご
ぼう」ともいわれ、運が開くという意味が込め
られています。
●伊達巻
伊達(だて)とは洒落者という意味。大切に扱
う巻物に似た形から、知識が増えるという願い
も込められています。
●栗きんとん
金団と書き、黄金にたとえられて豊かな一年で
あるようにという願いが込められています。
和のしきたり 日本の暦と年中行事
監修=国立歴史民族博物館教授 新谷尚紀著 日本文芸社より引用
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▼今年は珍しく「くわい」をおせちに「くわい」た。
いや「くわえ」ました。上から大きな芽が出ること
から、縁起ものといわれています。美味しかった。
ところで「ごまめ」を食べていたら、娘が聞いて来
た。どうい意味?さっき↑を読んだばかりで詳しく
説明できた。何が役に立つか分からないものです。