中高年のための帯津式健康法
帯津良一著 PHP P146より引用
ISBN978-4-569-77029-1
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ベッドに縛られて死ぬ無念」
Tさんは、むかしモンゴルで医師として
活躍していた女性で、八十歳を過ぎて
からもかくしゃくとして、とてもお元気
でした。ところが、あるとき転んで太も
もの付け根を骨折しました。これは高齢
者によくみられる骨折で手術をしてすぐ
にリハビリを行えばたいていもとのよう
に元気になります。(中略)
お年寄りが、一定期間、体を動かさずに
安静にしているというのは好ましいこと
ではありません。感染症を招いたり、認
知症になることもよくあります。(中略)
実際Tさんも肺炎を起こして治らなくなり
人口呼吸器を付けることになりました。(中略)
結局、Tさんはそれからしばらくして亡く
なりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼いままで元気でみえた高齢者の方が怪我
の為に、安静にしているのは、↑のように
感染症や認知症を招いてしまうという。痛
くても手術をしてすぐにリハビリをすれば
体も衰えづ、早く元気になっていたようで
す。その決断が生死の分かれ目だったよう
です。当人も非常に残念であったことでし
ょう。体を動かさないということは、高齢
者の場合あっという間に諸機能が衰えてい
くのだそうです。