
のどかで懐かしい「少年倶楽部」
の笑い話 選・解説 杉山亮 講談社 より引用
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昭和七年九月号
▼丈夫な切手
凸ちゃん「郵便切手下さい」
郵便局員「いくらの切手?」
凸ちゃん「南洋にだすのですから、なるべく
丈夫なのを下さい」
昭和八年一月号
▼朝寝坊のアメリカ人
先生「皆さん、アメリカでは丁度私達
が寝る時分に起きるのです。」
生徒「わーツ!アメリカ人はずいぶん寝坊
ですね。
昭和九年八月号
▼氷の冷たいわけ
太郎氷にさわりながら、
「氷ってどうして冷たいのだらう」
それを聞いた弟の次郎
「冷たいわけさ。冷蔵庫に入ってるんだもの」
昭和二十八年十月号
▼かや
兄「このかやには、大きなあながひとつあいて
いて、かがたくさん入っているよ」
弟「それじゃあ、もうひとつあなをあけて、そこから
かがでるようにすればいいよ」
兄「…?」
昭和三十七年十月号
▼ザ・ピーナッツ
Aくん「Bくん ザ・ピーナッツはなにごか
しってるかい。」
Bくん「しってるさ、英語だよ。」
Aくん「きみ、頭がわるいなあ、あれはふたごだよ。」
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▼随分と面白い笑い話ですね。そういえば小学校の
ころ「てぶくろをはんたいから言うと」「ろくぶて」
でまんまとひっかかって六回ぶたれたのを思い出しま
した。NHKラジオではトンチ教室なんてのもありまし
た。エノケンアチャコの漫才なんかラジオでよく
聞きましたね。