クッキングこめぞうの井戸端日記

こめぞう長屋の井戸端で縁台に腰掛けながら、暫し四方山話に花を咲かせましょう!
美味しいコーヒー入りましたよ

五十歳から貝原益軒になる 心と体のことわざ養生術

2010-07-22 19:51:32 | 読書(書評)(新)読書会


山崎光夫著 講談社 P170より引用
ISBN4-06-213580-9 1400円+税

ーーーーーーーーーーーーーー
賢者は淡く、長く交友する

 私が、親しくしている老医師
に、友達として、長く交遊を続
ける秘訣を尋ねると、「それは

浅く契ることだ」と即答した。
「別の言葉でいうと、(淡交)
たんこう、になる」という。

淡いつきあいである。
浅く契るとは逆の、「深く契る」
と、濃厚な愛情が交錯して、交

遊が一瞬にして壊れることもある。
 よかれと思っていたひと言が、
相手を傷つけ、その日以来、交

流が途絶えたという事例を、私
も幾例か知っている。相談を受
けて、仲介に乗り出したが、こ

とごとく失敗だった。よく話し
合えばなんとかなる、という問
題ではない。(中略)

 中年後、長く友達関係でいた
いのなら、3Kについて深く介入
しないほうが得策のようだ。

(3K=金、恋、癖)

ーーーーーーーーーーーーーー
▼中年を過ぎての失言は取り返
しがつかない事が多い。その修
復はほとんど不可能ということ

になる。また当のご本人は失言
と思っていないから始末がなお
悪い。ましてや悪意のある失言

ではどうしようもない。もとに
戻れるはずもない。いわゆる国
交断絶である。

益軒は次のことわざを選び出し
ている。

「水はさかさまには流れず」
(意訳・水は、下から上には流れない。同様に
物事には道理がある。なにごとも、自然の
なりゆきにまかせるのがよいというたとえ)

交友というのも自然に任せるのが
よいということかもしれないです。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレンダー