たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

天知る地知る己知る

2006-03-03 21:18:05 | 本の力
先週マンションのBフレッツのLANが固まってしまっていてネットが繋がらなくなってしまっていました。
しかも、光電話だから、電話も繋がらない。。。
そんなことあるんかいと思って聞いたのですが、パソコンのLANでもルーターが固まってしまう事
あるでしょう?そんなようなもんです。まあ、だから安いんですが。。。みたいな事言われ、安い
と言われるとちょっとそれ以上は突っ込めなくなってしまいました。ううう。。。

「宮本武蔵」、やっと最終巻8巻目です。移動中くらいしか読めないので。。。
長男はとっくに五輪の書まで読んでしまったらしいです。

武蔵は自分を見つめ直す心の修行がだんだんと人間を大きくしていっています。
あらぬ誤解や悪評は心の修行が足りないせいだと考え、善の心を重ねていきます。

私は、小学校の担任の先生から教えられたあるひとつの言葉が何十年たった今でも忘れる
ことができません。
「天知る地知る己知る」という言葉なのですが、良い事をしても悪い事をしても、そこに誰もいなくても、
天や地や、草や木は知っている。なによりも自分自身が一番よく知っている。という事を
先生が言っていました。
確か、誰かが悪い事をした時に、名乗りでる人がいなく、「名乗り出なくてもいい、
自分をもう一度よく考えなさい」というような意味だったのを覚えています。

そうです。どんな悪い事をして誰にもわからなかったとしても、自分自身は知っているんです。
自分の魂を貶めているんです。自分を大切にしていないという事だと思います。
善は魂を高め、悪は魂を貶める。。善を重ねる事は自分の心が豊かになっていっているのです。
その豊かさから人を呼び、よい方向へまわっていくのでしょう。

まさに武蔵もそうでした。常に自分を振り返るのです。
人間にとって自分を振り返る作業は、一番したくない仕事です。でも一日の終わりに今日は
どんな気持ちで一日を過ごしたか、自分の感情を考える事をしていく事。イヤな感情、ダメな自分
とも向き合ってしまうかもしれない。でも、それを認めてあげればいいのです。
自分の心さえ、清くあればそれでいい。。
わかってくれる人は認めてくれる。誰も認めてくれなくとも、天や地は知っているのです。

先生から教えられたこの言葉は、今になっても、自分を振り返る言葉になっています。
先生、元気かな~~

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