冬野菜の代表選手みたいなのが「ダイコン」であろう。無論、子狸も栽培している。品種は青首ダイコン、専らこの品種限定での栽培だ。各位、お好みはあるかと思うが、食味やサイズ感で青首が概ね気に入っている。今年も大量に植え込んだ。9月の初旬頃に種蒔きし、現在収穫期に入ったところだ。画像でご確認戴きたいが、子狸のダイコン畑である、かなりの過密状態であるのがお解りかと。実は意図してやっている栽培手法で、通常はもっと間隔を開け、株間に日照や通風が通るように工夫する。
意図とは何ぞや・・・・・・となるだろうが、サイズ感の調整である。ダイコンは大半水分で、大きく立派になりやすい。それは良いのだが使用に当たっては全部を使い切れず、残り部分が生じやすい。我が家ではこの調整が苦手で、1回限リの使い切りタイプが好ましい。つまり程々のサイズ感を求めているのだ。
従ってダイコンにとって快適な環境よりも少し窮屈めを求め、いわゆる「密植栽培」の手法採用に到ってる次第だ。種蒔きは碁盤状だが、間隔が控えめだ。従って成長するとお隣同士がぶつかり合うような状況も。結果、栽培が抑制されて程よいサイズにしか成長出来ない仕組みだ。我が家にとってはベターな手法だが、難点はご近所のマダム衆に提供するときやや貧相なこと。何もかもがベターな方法論は無いようだ。
今回も4~5本のダイコンを収穫した。マダム衆に年末用として提供しようかと。画像でもお解りだろうが、成長抑制の過密栽培で、大小不揃いの成長具合でしょう。本来なら同時の種蒔きなので、サイズはほぼ同一であるべきなのだが。
それにしてもダイコンは便利な野菜だ。ご婦人方に1本ずつの提供としても様になってくれる。葉物野菜だとそうは如何ないだろう。おでんに採用すると一番美味しい具材だとの評価もある。その一言で、再度掘り出そうかなとの意欲も。真冬の厳しい寒さだが、熱々のおでんをしっかりと堪能してもらいましょうか。