師走の候、どうやら真冬に入った模様だ。野菜達も寒さに強いとは言え、限度がある。多少は防寒装備をも・・・・・と老婆心ながらの心配も。無論、「冬野菜」にしろ「冬越しの野菜」にしろ、一定の耐寒能力は備わっている。従って、彼らの免疫的な耐寒能力を尊重しつつ多少の支援を、と考えたのだ。資材の現地調達という原則に則り、専ら使用するのは籾殻だ。籾すり場から無料で頂戴してきた資材、未だかなりを積み上げている。この籾殻で根回りをカバーし、寒波への防壁としたいのだ。
<春キャベツ>
現在畑にある物で必要と思えるものは、キャベツ、エンドウ、タマネギ、ソラマメ、・・・・・といった野菜達だろうか。注意するのは過保護とならない事、要は自ら持っている免疫力を基本とし、多少のアシストを行う程度に留めたい。従って籾殻も厚盛りとはせず、せいぜい数センチ程度の隔壁で止め置きたい。耐寒能力が多少高まってくれれば十分かなと。
<キャベツ畑>
籾殻をバケツに移し替え、ひしゃくを使って散布していく。根の回りに丸く円を書くように散布するのだが、コツが必要なようだ。子狸は不器用でうまく円にならず、どうかすると葉や茎に被さってしまう。光合成の邪魔になるので、揺すってずり落とすのだが、二度手間となってしまいがちだ。単純な作業だが、個々人の器用さが一目瞭然のようで、何とも気恥ずかしい。
<タマネギ畑>
上述の野菜達だが、不器用ながら全面的に散布してみた、多少まだらっ気はあるが、まあ良しとしましょう。年内はともかくとして、大寒の頃は当地もかなり冷え込む。大阪湾からの西風が強く、体感温度も相当下がってくる。防寒仕様の手助けが、野菜達にとって多少なりとも支援になってくれることを願っている。
<ソラマメ畑>
そうそう大御所や長老達はネットによるカバーを試みだした。温室効果とは言えないが、無しの状態よりも耐寒能力は高まるだろう。ネットは本来防虫用だが、異なった使い道でも役に立ってくれれば有意義かも。発想の転換のようです。
<エンドウ畑>