冬野菜の種蒔きは、通常、8月末から9月に掛けてである。従って原則通り、その時期に種蒔きして今は収穫期だ。だが人間欲深いもので、多少なりとも隙間の耕地があれば植え込もうと考えるもの。子狸も例外では無く、少し遅いが先月中旬に「ホウレンソウ」と「サニーレタス」の種蒔きを行っていた。案じていたとおりで、気象変化の不規則性の故か、なかなか発芽ともいかなかった。かれこれ1ヶ月、ようやく小さな芽がチラホラと。
小さな青芽のサイズは1センチ~2センチ程度、何とも痛々しい程の大きさだ。季節は既に寒冷期のまっただ中、果たして成長出来るのか気がかりだが根気よく待ってみようかと思っている。基本的には耐寒性を備えているもの、多少歩みは遅くとも成長不可とはならない・・・・と信じたい。
植え込んだホウレンソウとサニーレタスだが、現在一期生達が収穫の途についている。雑草に覆われつつも、立派な実りとなっているのだ。ホウレンソウは胡麻和えがメイン、サニーレタスはサラダ用がそれか・・・・日々、活用に欠かせない。メインディッシュとなるような品では無いが、食卓には外せない物だ。従って両者共に年間を通じて栽培するように考慮している。流石に夏場はホウレンソウには辛い時期だが。
正月も間近となってきた。この時期になると、流石に植え込む野菜も無い。多少、耕地には空きがあるので種蒔きも可能だが、適応した種子が見当たらないのだ。「適期適作」、タイミングを外すと成長どころか発芽すら難しいだろう。種子自体には生命があっても、生命活動を展開するのには、やはり適した環境が必要なようだ。
真冬で動きが可能なのはジャガイモ位だろうか。正月明けには直ぐに種芋の販売が始まる。販売期間は長めなので、入手不可と言う不手際には到らないかと思うが、子狸の秋ジャガの種芋みたいな事例も考えられる。早めの入手をお勧めしたい、芽出し作業も待っているのだ。