何かへんてこりんな気象だ。寒い日、暖かい日が不規則に現れ戸惑うことしきり。この週末も非常に暖かく、当地の最高気温は20度を超えるほど。冬場とは思えない状況だ。このまま暖冬で・・・・・・・と続いてくれれば楽なんだが。やはり冬場は寒いのが当たり前、遠からず冷え込んで来るでしょう。例の百姓候補生氏は先読みしたのか、対応策の準備を始めた模様だ。一言で言うと、主に「冬越し野菜」の寒冷期対策、早い話が野菜類の防寒仕様だ。
彼の考え方は、野菜類の本来能力を尊重すること。つまり野菜が持つ基本的な耐寒能力を重視し、必要以上な支援を行わないこと。従って、資材は籾殻や稲藁に留めている。いずれも現地調達で入手可能な物、費用もほぼ掛からない。作業を眺めていると、植え込まれた苗の両サイドに稲藁を束で置き防寒壁とするようだ。籾殻は苗の周囲に散布して霜の発生を予防する模様。
朝から走り回って籾殻や稲藁を設置していく。籾殻は二度目、三度目の散布となるようだ。籾すり場から大量に頂戴してるので、少々豪華に使用しても影響は少ない。畝筋が籾殻や稲藁で黄色く染まっていく、結構良い眺めだ。ご承知だろうが、当地は大阪湾からの西風が強い場所、強風で稲藁が飛ばされる恐れはあるが、その時はその時、臨機応変に対応しようかと。
彼の支援結果は画像でご確認戴きたいが、結構様になってるでしょう。一番の寒冷期である1月下旬から2月の上旬、稲藁と籾殻対策が効果を発揮してくれるものと期待したい。そして野菜達が持つ基本的な耐寒能力の発露にも。
寒冷期である上記期間を乗り切れば、3月からは急激な成長が待っている。いわば冬越し野菜の正念場が1月末から2月の上旬なのだ。この時期凍傷にやられやすいのである程度の支援は必要かと。くれぐれも過剰な支援策とならない事を願っています。春4月、一番手の収穫はスナップエンドウでしょうか、それとも春キャベツかな。