木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

エンドウ発芽す

2023年12月14日 05時25分25秒 | 耕作放棄地

長い時間ヤキモキさせてくれた「エンドウ」だが、どうやら発芽の時に到ったようだ。思えば11月の初旬に種蒔きしてかれこれ1ヶ月余り、長い時間だった。通常なら1週間から2週間もあれば発芽するのに。推測するに、暖かい日と冷たい日とが交互に訪れ、エンドウも季節の把握に戸惑ったのではあるまいか。気象異変とも言えるかも知れないが、例年のパターンからは少々ずれ込んでいるようだ。夏場の異常な暑さもそうだが、イレギュラーな気象条件が多いように思われる。ともあれエンドウは彼方此方で発芽してくれた。多少の遅れはあるが、慶賀の至りと評価したい。

ここ数日の気象条件は、前週末が暖かい日、今週始めが雨模様・・・・・・ということで種子には好条件だったようだ。辛抱していたエンドウもここぞとばかりに発芽したのだろう。エンドウ畑を眺めて見ると、実エンドウもスナップエンドウも程々に発芽している。芽がでたばかりのようで、高さは1センチから2センチ程度、ほやほやの赤ん坊だ。しばらくは急激な冷え込みも予想されず、健やかに成長してくれるかと。このまま急激な変動が無ければ、当地の寒冷期である大寒の時期も乗り切れるのではなかろうか。

例の百姓候補生氏は、はやばやと防寒用具の支援に乗り出した。用意していた稲藁を取り出し、エンドウの側面に設置し始めたのだ。稲藁の束を丸めると、ブロック状の防御壁となる。いわばエンドウの防寒着だ。少し早いが年末には作業不能なので・・・・・・と笑っていた。

エンドウは「冬越しの野菜」、基本的には免疫力としての防寒能力を持っている。少々の冷え込みには耐えられるのだ。人間様が出来ることは多少アシストする程度、過剰な支援は逆にエンドウを妨害する恐れも。彼のように防風設備としての稲藁設置程度が程よい案配なのかも。ともあれエンドウの大敵は雪や霜、当地では大寒の頃つまり1月末から2月始めが一番冷え込む。この時期、伸び始めた茎が凍傷にやられやすいのだ。

遅ればせのエンドウの発芽、例えると高年齢で始めて授かった我が子のようなものかも知れない。溺愛状態になりがちだが、気を引き締めて自ら持っている成長可能性に期待を掛けようと思っている。

 

 

 

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