木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

桃栗3年柿8年・・・・

2023年12月20日 05時23分34秒 | 耕作放棄地

桃栗3年柿8年、ユズの大馬鹿18年、ミカンの間抜けは20年・・・・・とか何とか。流石にこれは種子の種蒔きから初実りまでの年数だろう。種蒔きで果樹を育てる方は、まあいないかと思うが、それだけの時間を有するとの例えか。大半の方々は接ぎ木苗の購入かと思われる。現に「森の果樹園」における植樹も全て接ぎ木苗である。短期促成のタイプだ。我が農園でもそうした事例は見受けられ、地主の婆様達が畑の隅に各種の果樹木を植え込まれている。野菜の栽培には邪魔になるのだが、相手は地権者、文句も言えない立場だ。ユズの大馬鹿ではないが、ユズの樹も1本あり沢山の果実を付けている。無論、接ぎ木苗、従って植樹後数年だが実りはてんこ盛りだ。

実は数年前だった。気付かぬうちに何本かの果樹木が植え込まれており、水撒きや肥料の散布もしてあった。幸いだったのは畑の隅っこで、野菜栽培には直接の影響は無かった事だ。無論、植え込まれた物は市販の苗木で接ぎ木苗、以来手入れの様子は無かったが無事に育った模様で、上述のようにてんこ盛りの実りとなった次第。数え切れないほどのユズがぶら下がっている。摘果もされてないので少々小振りではあるが、調味料としての使用なら適任だろう。

昨年あたりから実り始め、婆様達も集団で来訪されて収穫の運びとなった。今年も多分、同様行事の発令となるのだろう。地主の婆様達は来訪時は何時も集団だ。関係性は不明だが、集団での村内散策の後来訪とのパターンらしい。賑々しいのは何処も同じ、女文字3個の何とやらだろう。

さてユズの実だが、収穫して全部持ち帰ってもらえば静かな農園へと戻っていく。縁あって農作業時にお出でであれば、例の梨の件も報告出来るのだが。今年始めて梨が実ったことは、多分ご存じあるまい。十数個実ったのだが、現在は全て落下した。樹木だけ見ても経過は不明だろう。うまくタイミングが合えば良いのだが。

農園では、基本樹木の育成は厳禁である。ご承知だろうが、樹木は根の繁茂が激しく耕地を破壊する可能性が高い。栽培用の耕地と樹木とは相性が悪いのだ。無論、果樹園は別個だが、通常は畑には植え込まない。婆様達も基本線は弁えておられるようで、植樹の場所はあくまでも畑の隅に限定されている。食料生産に必要な耕地は数世代の人々が長年掛かって作り上げたもの、短期の利害で「畑」を見失ってはなりませんぞ。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする