木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

サニーレタスの群生

2023年03月21日 05時31分41秒 | 耕作放棄地

栽培物の選択は任意である。つまり個々人の嗜好と選択によるものだ。従って異なる品目が併存しているのが通例だというのに、同じ品目が立ち並ぶ事例もマレには存在する。無論、話し合って申し合わせた訳では無い。今回ご紹介する事例は「サニーレタス」のお話。何と仲間達の大半が同時期にサニーレタスの栽培に挑んだ模様で、畑はサニーレタスが満載の模様。一部を取り上げて撮影してみようかと思う。

<チームリーダーのレタス畑>

まずはチームリーダーのレタス畑、彼は現職のビジネスマンなので時間が取リにくいタイプ、雑草が多いのはやむを得ない事情とお察し頂ければ幸いかなと。以下、同様な手順で仲間達のレタス畑を撮影してみる。種蒔きも栽培もほぼ同時期だったと見え、レタスのサイズもほぼ同様だ。

<草刈り名人のレタス畑>

レタスの特徴なんだが、何と言っても一番なのは害虫に食害されにくいこと、事由は不明だが滅多に害虫に襲撃される事は無い。何とも作りやすい作物なのだ。従って種蒔きして初期に水やりする程度で、後は放任栽培でも十分なのだ。手間暇いらずで害虫対策も不要とあれば誰しもが頼るのは必然なのかも。やはり影響するのは所属だろうか。一般にレタスはアブラナ科と思われがちなのだが、実はキク科の所属なのだ。

<長老のレタス畑>

画像でもお解りのように何処の畑もレタスばかりだ。無論、自家用で消費しているものと思われる。実は子狸も栽培中で、日々持ち帰っては朝食用に戴いている。以前にご紹介したかと思うが、子狸の朝食は純粋な和食派、それでも野菜サラダは必然なのだ。キリギリスよろしく、ほぼ毎日ボリボリと囓っている。

<大御所のレタス畑>

画像をご覧になって不思議に思われたかも知れないが、栽培中のレタスは全てがサニーレタス、いわゆる葉っぱがチリメン状に縮れたヤツだ。結球型のタイプもあるのに、何故にと疑問視されるだろう。我々も不思議なんだが、無論、申し合わせた結果では無い。偶然の産物なのだ。何とも奇妙な偶然の一致、こんな事例も時には存在するもんですね。

 

 

 

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ダイコンのとう立ち

2023年03月20日 06時55分55秒 | 耕作放棄地

「白い花が咲いてた ふるさとの遠い夢の日 さよならといったら 黙ってうつむいてたお下げ髪・・・・・・」思わずそんなメロディーが浮かんでくるような光景である。「聖護院ダイコン」だ。栽培者が取りはぐれたのか、それとも種子の自家採取でタイミングを図っているのだろうか。事由の程は定かでは無いが、収穫を見逃したのは事実だろう。立派なダイコンだった。ただ余りにも数量が多く、自家用とは思えなかったのだ。出荷用なら潮時というものがある。当地の一般論だが、ダイコンの場合種蒔きが9月初旬の頃、収穫が12月~2月の頃だ。無論、承知の上での栽培だとは思うのだが。

とう立ちの語源を訪ねてみると、「とう」とは花を咲かせる茎のことを指すそうな。そして花芽が付いた茎が伸びた状態を「とう立ち」と言うようだ。正に言葉どおりの状況だ。白い花が咲き誇り、丈夫そうな茎がヌッキリと天を向いている。周囲にはモンシロチョウが飛び回り、今にもアオムシが出現しそうな雰囲気だ。ご存じかと思うが、ダイコンの所属はアブラナ科、いわばモンシロチョウの大好物だ。アオムシ軍団が食害を起こすのも間もなくだろう。

若しも種子の自家採取でタイミングを図っているのなら、防除を考慮した方が望ましいのかも。アオムシが出現しだしたら、あっという間に骸骨状態となり兼ねない。敵さんはひ弱で軟弱な存在だが、数量が圧倒的だ。少子高齢化の人間様の世界どころでは無い.大量出産で幼児期の事故や死亡を補っているのだ。

薬剤はスミチオンやマラソン等の乳剤散布で十分かと思う。今更、食用の収穫では無いだろうから薬害の心配も不要だろう。ご検討を考慮して欲しいものだ。

それにしてもダイコンの白い花は何とも綺麗だ。無論、栽培花のような華やかさや艶やかさは無い。しかしながら、野草達の無垢な純朴さと似通って何とも嬉しいような存在、しばらくは楽しませてもらおうかと思っている.栽培者にとっては想定外の事態かも知れないが、子狸にとっては花園と同等な存在、有り難く楽しませてもらっている。

 

 

 

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ソラマメの成長

2023年03月19日 05時59分24秒 | 耕作放棄地

どうやら「ソラマメ」が無事に成長中の模様だ。昨年10月に種蒔きしたのだが、欠損株も無さそうだ。当地には「祭り太鼓は土の中」なる箴言が存在する。秋祭り(10月第三土日)の太鼓が鳴り響く頃にはソラマメは地中にあらねばならない・・・・・・という種蒔きの教えなのだ。教えのとおり、10月中旬位に種蒔きしたように記憶している。現在茎高は60センチ余り、これが後1ヶ月半位で1.5メートル程に成長する。背丈が高いので「倒伏」に要注意かな。

毎年栽培しているのだが、例年「倒伏」には泣かされてきた。実が付いた茎が倒れるのは何とも忍び難いのだ。面で栽培していたので、対策の仕様が無く、倒れた茎からやむなく収穫を続けていたのだ。其処で今年は作戦変更、一列縦隊での栽培に切り替えた。そして支柱と横棒とを設置したのだ。ソラマメがもう少し大きくなったら、横棒に括り付ける算段、倒伏は防止出来るだろうと睨んでいる。

倒伏防止がいかなる結果をもたらすか、予測は未知だが、成長に好影響をもたらすものと信じている。健やかな成長は人間様同様、植物にとっても必要不可欠なのだ。倒伏すると、根が浮いたり茎が折れたりする。そうした現象が防止できるだけでも有り難いもの。成果に期待したい。

ソラマメは順調に発育中で、部分的には開花も見られるようになってきた。後、留意するのがアブラ虫の発生だろう。気がついたら何時の間にか茎が真っ黒状態に・・・・・・・そんな事例が一度や二度では無かった。無論、スミチオンやマラソン等の薬剤散布で一網打尽なのだが、出来れば使用無しで育てたいもの、後しばらくの攻防だ。

花を目当てにモンシロチョウも舞いだした。彼らが乱舞し出すとアオムシの発生も間近、悩ましい時機の到来の模様だ。春の到来は有り難いのだが、害虫の発生と雑草の繁茂に苦しめられる時期の到来でもある。ご同輩の皆々様、お覚悟あれ。

 

 

 

 

 

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3月の野草たち

2023年03月18日 05時15分20秒 | 耕作放棄地

花々を訪ね歩くのも趣味の一つだが、いわゆる植物園や花園等では無い.むしろそうした事例は例外的で、多くは「草原」や「畦道」或いは「法面」なのだ。栽培花よりも巷の山野草に魅了されることが多い。栽培花のような艶やかさや特徴のある花が存在する訳でも無いが、自己主張の少ないひっそりとした健気さに惹かれてしまう。農園の畦道を歩くことが多いのだが、其処彼処に季節毎の野草達が生存しており、新たな発見に繋がることも。そのたびに図鑑と首っ引きとなるのだが、山野草の同定はなかなかに難しい。

<ムラサキケマン>

自己主張が少ないと記述したが、むしろその故に特徴を捕まえるのが困難なのだ。花や色合い或いは葉や茎や生存地などで名称を特定するようにしているが、間違いもあり得るかと思う。ご指摘を頂けたら嬉しいです。さて名称はともかく、小さな花々は何とも可憐で、農作業の手を休めることも屡々。むしろ、花々との遭遇がメインなのかも。

<オオイヌノフグリ>

今月もそうした存在が彼方此方に見られるようだ。農園の畦道で出会った花々をご紹介しようかと思う。上述したように、栽培花のような華やかさや艶やかさはほぼ存在しない。質素で控えめな存在なのだ。しかしながら列記とした名称を持つ野草たちで、それぞれが独自の存在、人格ならぬ花格を持った固有種なのだ。

<名称不明>

春先には菜の花が真っ盛り・・・・・といった情景は無くなってしまった。周囲でも菜の花畑は見当たらず、発見したのは1本の菜の花だけ、何とも侘しい物悲しげな姿だった。幼少の頃には、満開の菜の花を背景に、「菜の花畑に入り日うすれ・・・・・・・」と口ずさみながら田圃道を歩き回っていたのだが。菜種油の採取が根絶したとは思えないのだが、採算ベースに乗らないのだろうか。

<ナノハナ>

ともあれ季節毎に姿は変われども、畦道花園は盛況な模様です。名称がすんなりと特定できれば尚嬉しいのですが、こればっかりは修練が必要なようですね。知人が作ってくれた「千早赤阪の植物」という図鑑を手に歩き回りましょうかな。

<タンポポ>

 

 

 

 

 

 

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ヒガンザクラ咲く

2023年03月17日 05時08分54秒 | 耕作放棄地

子狸にとって「春告花」とも言えるのが「ヒガンザクラ」である。時間に正確なこと甚だしく、開花日が数日と違えることはほぼ無かったのだ。ピッタリの3月21日前後だった。正に名称のとおりで、お彼岸を告げる花でもあったのだ。それがどうしたことか、今年はほぼ1週間程度も早めに開花し、満開状態なのだ。気象異変としか表現のしようが無い。通常のソメイヨシノも例年よりも早めの開花だとか。噂のとおり、地球環境の温暖化が予想よりも早く進んでいるのだろうか。

詳しい事由は不明だが、異変が生じているのは確かだろう。「ヒガンザクラ」が「ヒガン前ザクラ」に名称変更しなければならないかも。恐ろしいのは気象異変がすぐさま農作業に響いてくる事、作物の出来に関わってくるのだ。種蒔きも植栽も時間軸を調整しなければならないだろう。結果がどう出るかは不透明だが。それでも、小麦やタマゴの価格アップは待った無し、近隣某国のように、食えない・・・・・・といった状況が発生しなければ良いのだが。卵の価格など、年に数回も値上げされている。某ユーチューバーの報告によると、駐車した自転車から卵だけ盗まれたとの事例もあるようだ。台湾でのお話、事態は国内だけに留まらない模様だ。

サクラの話が何時の間にか不穏な情勢に。不安を煽る訳では無いが、日常の我々が余りにも脳天気なので自戒を込めて注意喚起を。さて本来のサクラなんだが、主流のソメイヨシノも開花が1週間程度早まりそうな雰囲気。当地だと例年4月上旬の開花で小学校の入学式とマッチしている。今年の当地の開花予想は3月27日前後だとか、これじゃあ入学式は散りサクラとなりそうな気配だ。

ソメイヨシノはともかくとして、当面はヒガンザクラの開花を楽しんでいる。最もお彼岸の到来はもう少し先だから、ヒガンザクラ=お彼岸、の図式は認識改めが必要だろう。異変が生じるのは好ましくないが、時間軸を調整しなければ生活にも異変が生じるかも。何とも狂わしい状況だ。気象異変→農業不振→食糧不足→政情不安→動乱・・・・・・・・といった図式とならないことを願うばかりである。

 

 

 

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