鉄道模型工作記録帳

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旧型食堂車マシ29-100?を更新修繕してみる5

2008-04-12 01:18:45 | 旧型客車
次に一旦床上工作です。

この時点で車体と床板を嵌めても、以前よりかなりしっかりした感じです。
隙間を作らないで床下作りをした効果ですね。

ゴム系接着剤でウェイトを接着します。

側端から0.8mmづつ離れています。

1mm×2mmのエバーグリーン材を適当にカットして


こんな不思議な形も作って


ボルスタの周りに枠組みを建設します。

ボルスタの逃げを打ったのは、これより車端側に行くと真上にデッキ仕切りが車体に組んであったから、干渉を避けるために逃げたまでです。

色々な厚みの都合で、ウェイトの上には0.25mm厚のエバーグリーン材を張り足しています。

ウェイトが0.75mmだったんで、ツラを1mmにするためです。

切り出した0.3mm板を



極少量のサラサラタイプ接着剤でとめて、床上を仕上げました。
これで当初目的の食卓と椅子を設置できますね。

床板側面を

床板1.2mm、嵩上げ1mm、仕上げ床板0.3mmで計2.5mmの厚さになりました。

今日はこれでオシマイ。
床板の基本部分を新製できました。


   ↑床下機器と内部の作りこみはまた今度!


旧型食堂車マシ29-100?を更新修繕してみる4

2008-04-12 01:07:49 | 旧型客車
床板作りの続き。
位置決めリブの組み付けなんですけど、1mm×0.5mmのエバーグリーン材を用いました。

二本切り出します。

見た目は悪いかもしれませんが、適当に点付けでタミヤ緑瓶サラサラタイプを軽き流して、ホント目見当で仮付けした後、


今回は1.7mmの寸法で出したノギスの尻で

端から・・・

すぃーーーーーっと

スライドさせて、高さを決めて改めて溶着します。

次に床板のボルスター作り、ウェイト設置の流れに入ります。

手持ち部品を集めました。

ウェイトはおそらくKATO社のキハ20用ではないでしょうか?
板状のもので見繕いました。
ボルスターは確かボナファイデプロダクトのKATOネジ式用アダプター。


ホワイトメタル製で、ピンで取り付ける台車製品の床板にこれを押し込み、ネジで取り付ける台車を設置可能にする隙間商品だったはずです。

ここから間違ったことをしでかします。

図面を見たところ、台車間距離は13300mmだそうで、およそ88.66mmと計算。この床板の長さは125mmだったので端から18.5mmの位置に穴を開けます。


間違い進行中。


間違い進行して穴まで開けちゃいました。

何が間違って要るかって?

これ、3軸台車なんです。

はい。

模型的には、ボルスターがオフセットされているんですわww

本物の実物のリアルのボルスターは台車中心。第2軸の真上にあるんです。

つまり。


こんな作業は間違って要るわけ(σ´,_ゝ`)σ

で、ここの写真はありませんが、現物あわせで開けてしまった穴を利用して、模型で使うボルスタ位置を台車を当てながら探って、もう一個穴を開けました。

その場所に台車を置くと

連結器が飛び出しすぎなので、カプラーホルダーをカットして車体付けにしていきます。
KATOマイテ49は台車間距離を、内側にディフォルメしていたんですね。
今回は正確なものにして見ます。

ボルスターになる板を切り出しましたが、2種類の厚みを作って比較します。

奥が床板と同じ1.2mm、次が0.5mm板二枚張りの1.0mm、手前が0.5mm+0.3mmの0.8mm。
0.5mmも作ってあります。

0.5mmボルスター設置例

雨樋はいいのですが、裾が低くなります。
KATOとは根本的に寸法が異なるので頃合調べになる模様。
しかもこの高さだと、車体に台車がギリギリ干渉してしまい、ステアした台車で車体を引っかくようになる可能性が高いのでした。

ですから泣く泣くパス。

1.2mmボルスタ

腰高すぎて論外です。

0.8mmボルスタ

もうちょっと下げると妥協点のようなので、0.1mm程度あちこちで調整することにして0.7mmをボルスタ厚さとします。

ボルスタの真ん中に、仮の小さな穴を開け

場所はセンターど真ん中で。

あらかじめ模型的台車中心点の開けてあった穴のそのままドリルごとさして・・・。

密着させて串刺しのまま接着してしまいます。

センターの簡単出しってことで。

左の穴が、間違って開けた本当の台車センター穴。
ボルスタは模型的位置の台車取り付け穴位置。

台車周り止めを作ります。

本物にはありませんが、これが無いと模型では台車が暴れます。


開けました。
これをリーマーで広げていきます。

リーマーとして使ったプロクソンの電動工具と砥石リーマー

単に1.8mm以上のドリル刃が無かっただけです。

タミヤの2.0mmプラ棒をカットして


ブスブス・・・と挿して瞬間接着剤で固定します。

飛び出しは3mmに設定しました。



裏側は飛び出させてからカットして、

ツライチに磨きます。

ボルスタをリーマーで加工します。

大きく開けた後

裏側の図

この面をきれいに整えます。

接着!!


いい感じです。


最大ステアは

これくらい振れば、充分でしょう。
ミニレイアウトには向きませんけどR280クリアすればいいのです。

3軸車はステアしすぎると車体は見出しが大きいので

これくらいが見栄えの限界・・・いやこれでもおもちゃ臭いくらいです。

外面から見る

こうみるとかなりトイ臭いけど、これ以上自由度が低いとまた支障が出ます。

以前の反省から

台車の上面のある軸バネの突起があります。
これが台車ステアしたときに、運悪く上下段差が激しい路面などで台車が揺れ動いて外板に引っかかって戻らず、車体の色を剥いだり脱線したり悪戯したので・・・。

簡単に戻るように

角度を付けてカットしておきます。
斜めのカットで、台車が車体に引っかからずに戻ることを期待します。

ここまでの様子で、更新前の下の床板と並べてみます。

台車間距離がかなり広がったことが解ります。
KATOマイテは2軸台車とほぼ同じボルスタ位置にデフォルメされているんですね。
なせかと言うと、ナカセイの2軸台車用ボルスタ位置で、連結器がちょうど良かったですから。




つづく


   ↑次は床上工作です