この管は、ダクタイル鋳鉄管といい、水道管の殆どにこの管種を使用しています。強度があり、耐久性があるのが特徴です。これは直管といい、直線区間に使用し、直径1.65ｍ、長さ4ｍ、重さ約5トンあります。この他に曲がった区間や分岐する所にはも異形管という管材料を組み合わせながら継手用のゴム輪、押輪、ボルト、ナットを用いて接続します。第２疎水から取水した原水は、水中のゴミや藻類などを取水池の自動除塵機で取り除いた後、この管と同じものを使って、
インクラインから仁王門通、冷泉通、鴨川横断、池通を通り約8km先の
右京区にある山ノ内浄水場まで導水しています。
この管で１日２６万４千㎥(縦６４m、横６４m、長さ６４mの立方体相当)の原水を送る能力があり、山ノ内浄水場に着くと薬品ぎょう集沈殿、急速砂ろ過、塩素消毒をした後、
西京区・右京区・中京区・南区に設定した区域内に給水しています。
京都市には、このほか蹴上、松ヶ崎、新山科の3浄水場がありますが、いずれもこのような導水管や導水トンネルで疎水の水を送り続けて、市民の皆さんが安心して使用していただけるようにお応えしています。
平成１５年３月１日 京都市水道局
現在 山ノ内浄水場は閉鎖されて 大学の敷地になっています
関連記事 ➡ まち歩き右0652 山ノ内浄水場 跡
まち歩き 前回の記事 ➡ まち歩き左0244 琵琶湖疏水 インクライン・運輸船
今回の川柳
体重の増加でやめた背中ふみ /谷村
下のユーザー地図で京都市内の記事探索が出来ます。試してみてください
