よくラジオCMで、最近時期なのか、
あしなが育英会のCMが流れます。
「経済格差があり、スタートラインから
自分は送れている」
まとめると、こんな感じです。
確かに進学するのに、
金銭的問題は切っても切り離せません。
でも、問題は経済格差だけではありません。
わが子の住んでいる地域は、
田舎も田舎のど田舎で、
熊こそまだ出現しませんが、
タヌキやイノシシは出現する山奥です。
わが子は、自宅から高速を使っても、
30分は掛かる少人数制の
私立中高一貫校へ通っています。
少人数制なので、面倒見がいいと思ったら、
間違いでした。
逆に少人数の場合、
塾や本屋も近くにない。
県内に有名どころの駿台も河合もない。
代々木も四谷もない。
なんか、吉幾三の歌みたいになってきました…(笑)
ひゅうさんならわかるかも!
県内にある有名どころは、
明光義塾と東進衛星予備校ぐらいです。
しかも浪人は受け入れてもらえません。
そう、もうこの時点で格差なのです。
実はずっと住んでいると、違和感がありませんが、
家庭教師は、京都・広島・愛知が
実家なので、みんな周囲に
塾や予備校があふれていた環境です。
ですから、
「この県の受験生って、
一体どうやって難関大や医学部に
合格しているのだろう?」
と思ったそうです。
※特に京都は、塾講師もしていたので、
県内の進学校の状況は理解していました
それもあり、わが子を引き受けて下さったそうです。
共通テストになり、
もう今や塾や予備校抜きにして
合格は出来ないと言われています。
だからこその経済格差とも言えますが、
わが子のように地域格差もある。
まだ共通テストが開始されて間もないころ、
英語に関しては、
共通テストをせず、
英語検定で評価しようと言う
動きがありました。
が、そうなると、都市部が有利となり、
離島や田舎の生徒は不利になると言う
世論が勝ち、立ち消えとなりました。
※試験会場が近くにある
都市部の生徒が有利と言われた
そんな中、最近知り合った広島出身の
医学部生は、保健学科ですが、
文系が得意と言うことで、
わが子の英語・古典担当になりました。
女の子ですが、面談した感じは礼儀正しく、
明るく快活な印象でした。
その学生が言うには、
「教員の能力格差だと思います」
と、きっぱり言いました。
彼女は、愛知の医大生の紹介で、
部活が一緒なので、仲がいいようです。
「確かに共通テストは難しいですが、
私は塾も予備校も無しで合格しました。
学校の先生が指導してくれたのです。
お金がないから、親は国立と言って
いたこともありますが、
教員の指導力が高ければ合格します。
実際、某学年の医学科の
トップ入学も塾無し合格したことで、
有名ですよ。
ちなみに両親は他界しているので、
お金がないので、余計必死に勉強したそうです。
まあ、彼は、かなりの
有名公立高校出身なのですけどね」
と言われ、驚きました。
経済、地域より、
一番は教員の指導力。
確かにそうかもしれません。
指導力があれば、お金がなくて、
塾に行かなくとも、
田舎の生徒でも合格できるかもしれません。
最近それを聞いた時、
教員の待遇改善をし、
能力の高い人に教員になって欲しいと、
つくづく思いました。