若い友人が節約と健康を兼ねて
自炊に挑戦しているそうです。
自炊と聞くと、
「何もかも手作り」のイメージがありますが、
最初から、そんなにハードルを上げてしまうと続きません。
例えば、最初は、
「ご飯を炊く」
⇓
「味噌汁を作る」
⇓
「簡単な主菜を買ってくる」
⇓
「カット野菜でサラダを作る」
※順番は好きなようにしてください
こんな感じでいいと思います。
日本は、手作り=愛情みたいなところがありますが、
インスタントやレトルトを最初は使ったり、
週に数回混ぜたり、総菜を買ったりなど、
ハードルを低くする方が続きます。
例えば、サトウのご飯、永谷園の味噌汁、
スーパーの総菜、カット野菜でも、
ちゃんとしたメニューになります。
外食に比べたら、断然安いです。
なら、外食は悪か?と言われれば、
そんなことはありません。
値段は張りますが、
ファミレスなどはいろいろなメニューがあり、
家族別々で食べたいものが違う家庭は、
重宝します。
アレルギーをはじめ、
家族がご飯派、パン派、麺類派
魚派、肉派など、
色々好みがあると、別々に作らないといけないなど、
本当に大変です。
また、食生活って、実家の影響がかなり強い傾向があります。
例えば、実母はほぼ手作りの人だったので、
私は相対的に手作りをしないと、と思う傾向がありました。
ですから、つわりもですが、更年期でだるい時、
本当に夕食づくりが嫌で嫌でたまりませんでした。
一方、夫の実家は、義母は手抜きの女王と、
自ら言うぐらい手抜きの達人です。
独身時代、何度か夕食をごちそうになりましたが、
晩ご飯でも、
ご飯、味噌汁、目玉焼き、サラダ
なんて日もありました。
カレーライスなら、カレーライスだけでサラダも作りません。
豚汁やおでんは単品です。
他におかずは一切ない。
一番驚いたのは、茶碗蒸しは、
ボール蒸しで、包丁で切って食べます。
二番目に驚いたのは、
焼き魚を丸々一匹焼いた状態のものが
食卓にデーンと出ました。
魚屋さんに売ってあるそうです。
三番目に驚いたのは、
豆腐の味噌汁です。
豆腐の角切りが一つだけ
お椀に入っていました。
湯豆腐で使うぐらいの大きさです。
ちなみに義母とは仲良しです。
私によく、
「病気にならなければいいから」
と言われます。
とこんな家庭に育っているので、
夫は、ほぼ料理に文句を言ったことがありません。
最初は変わった家だなあと思いましたが、
「あたしンち」の晩御飯はさらに上でした。
餃子だけ、切り干し大根だけ。
※ご飯とみそ汁はありました
残った餃子は、翌朝のみそ汁の具になります
すごい日は、トーストだけの日もありました。
こうしてみると、
「実家が頑張っている家庭」
なだけで、そんなに頑張らなくてもいいのかも
と思いました。
ただ夫は文句は言いませんが、
実家のような夕食は出したことがないからなのかも(笑)
一汁三菜とは言いませんが、我が家は
二菜は出しています。
食事は体の源なので、
栄養を気にされますが、
1週間とか1か月トータルでいいのです。
給食も、毎日完全に栄養をクリアしていません。
今日は休みで楽をしたいから、
朝 トースト・ミルク
昼 ハンバーガー・ポテト・オレンジジュース
昼 カレーライス
こんな日があってもいい。
翌日以降に、ごはんと具沢山みそ汁、
八宝菜、おひたし作れば、
野菜は摂れます。
特に共働きや自炊初心者は、
ハードルを上げずに、
出来そうなことからスタートをし、
食を楽しんでください。
そして、いつか友人が私の地元に来た時に、
私の手料理をふるまい、
色々直接話が出来ればと思っています。