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私立中高一貫校 なぜ大学生の奨学金申請が増えたのか? 参考用

2022-02-22 13:37:43 | 日記
以前も書きましたが、現在大学生の約半数が、奨学金を借りて、
大学へ通っています。
ひとつは、大学卒業という学歴が、もう特別なものではなくなってしまったことが大きい。
求人票に、「大卒以上」と書かれた場合、もう受けることさえできません。

ただし、我が子の通学している私立中高一貫校の場合、
近隣の公立高校と違い、「奨学金説明会」なんてありません。
中3の時、高校進学時の目安として、県独自の奨学金の案内のプリントを受け取ったぐらいです。
私立の場合、中学が何とかなる場合、高校で奨学金を受けて進学する生徒は、かなり稀だと思います。
※授業料補助は、高校のほうが大きい
担任も、
「必要なら、事務室にお問い合わせください」
と言われ、公立高校のように、奨学金担当の先生なんていません。
ですから、私立中高一貫校に進学した場合、奨学金は、自分で調べなくてはならない可能性があります。

私が子どものころ、社会で習ったのは、
「1億中流社会」「食べるのに困っている家庭がごく少数」という時代でした。
マンガやドラマは、ほぼお母さんは専業主婦でした。
※アニメの代表格 サザエさん・ドラえもん・クレヨンしんちゃんなど 現在もですが…
少女漫画なども、お母さんは専業主婦が多かったですね
この逆転は、1990年代後半となりますが、主婦は、パート人口や派遣が多いのが現状です。
私が子どものころは、3世代・4世代同居が、近所では一般的でした。
両親が外で働き、祖父母が子どもを保育園入園(4歳まで)まで見て、家事も賄います。
ですから、私がメーカー時代働いていた時も、かなり同居家庭は多く、
旦那さんの給料を家に入れ、奥さんの給料で自分たちのことをするとよく聞いていました。
あくまでも私の周囲での話ですが、長男に全財産を譲ると言うことも一般的に多かったのです。
ですから、介護も財産をもらえるので、長男の嫁さんがすることに異論はなし。
おそらく、ここらあたりの名残で、いまだに介護は、長男の嫁という認識があるのでしょう。
ただし、昔は、結婚も出産も早いため、嫁さんが介護するころは50代以上で、子どもも独立している家庭が多かった。
子どもが小さい頃は面倒も見てもらい、家事もしてもらったと言うことで、介護を嫌がるお嫁さんはそんなにいませんでした。
また、長男だけは、進学させてもらえる家庭も多かったのです。
財産をもらえないほかの兄弟は、近隣に住む場合もありますが、大抵都市部に就職。

結局何が言いたいかというと…
今の親世代は、日々の生活をし、子どもに教育費を賄い、自分の老後の資金を用意するには、
収入が少なすぎるのです。
投資の世界では30年前と物価が3倍になったという説もありますが、
教育費は上がっても、給料は3倍になっていません。
極端な話、子どもが老後を一切面倒みるなら、全額出すと言う家庭もあるでしょう。
でも、現在はそうではない。
また、土地家屋の価値も、昔とは比較にならないぐらい、一部を除けば、下がっています。
ですから、財産は期待できない家庭が多いのです。

奨学金は借りたら、必ず返さなければなりません。
それを考えて、借りるようにしてください。






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