昨日で、夫の会社の昇進試験が終了しました。
準備は、年末年始の休みからずっとしていました。
ですから、約1か月半仕事をしながら、
準備をしていたことになります。
休みや帰宅してからも、この準備で、大変そうでした。
※業務ではないので、残業は出来ない
夫の会社は、町工場です。
地元では結構有名ですが、
中小企業に位置付けられています。
私は独身時代、一部上場企業、
日経株価にも入る会社に勤務していたこともあり、
親からは格下と思われ、
結婚を反対されていました。
会社そのものは製造業ですが、
夫は製造部門ではありません。
入社してから、ずっと事務屋で、
パソコンも夫に習いました。
ずっと平社員でしたが、
一昨年度末、上司が半分うつ病に近い形で退職してから、
夫が代行業務を携わっていました。
こちらにも書きましたが、
残業が尋常でないぐらい続いています。
自分の業務プラス上司の仕事もしているので、
当たり前と言えば、当たり前です。
業務も大変ですが、とにかくやたら会議に出席しなければならない。
あまりにも残業が多いので、
会議中社長にもいじられたらしい…
私がいたメーカーは、部長兼課長や
工場長兼部長なんて珍しくもありませんでしたが、
夫の会社は、兼務をさせないそうです。
ですから、ポストが空いたまま、
平社員の夫が仕事をしていたそうです。
私は知らなかったのですが、
実は、夫は今までも昇進試験を断っていたらしい。
理由は、
「平のほうが気楽だから」
です。
今はどうかわかりませんが、
20年前、私が勤務していた会社は、
生活のために、男性は30歳を過ぎると、
主任までは誰でも昇進できました。
主任で、給料は1割り増しでした。
でも、次のポスト、係長以上は、
係がないとなれませんから、
なれる人が段々少なくなってきます。
定年までいて、主任はそんなに珍しくありませんでした。
ですから、
「万年係長」
等、ドラマで揶揄されると、違和感を持ったものです。
夫の出世欲のなさは、
恐らく私が給料や昇進に興味がなかったからです。
節約をしているので、お金の計算は大好きですが、
給料が少ないことを非難したことがありませんでした。
夫は、勤務年数こそ長いですが、
給料はかなり少なく、
共働きでこそ成り立つ家計でした。
パートの叔母とそんなに変わらないぐらい少ないですが、
他社の正社員よりはましでした。
ですから、
あまり気にしていなかったと言うこともあります。
夫が今回昇進試験を受けたのは、
上司から、
「退職金が違うから、昇進した方がいいよ」
と言われたからです。
私のいたメーカーは、年齢給で退職金が決まるので、
平も社長も一緒でした。
でも、夫の会社は、総支給額の係数で
退職金が決まるのです。
将来受け取る年金も増えます。
今のまま残業が多ければ、
心身は大変ですが、手取りは多い。
でも、人が増えれば、この金額は見込めない。
もし、来年度増員となれば、
残業は減り、税金がドカーンと増える。
上司の説得もあり、昇進試験を受けることにしたそうです。
ただ人事評価制度が変更となり、
夫以外にも同じポストを受けた人が8人いる。
あくまでも、候補者として受けただけで、
昇進するとは限らない。
また、今回から等級が上がる候補者も、
昇進とは関係なく、
試験を受けることになったそうです。
試験内容は、
・上司3人以上の推薦書提出
・レポート提出(業務内容・課内予算作成)
・取締役前でのプレゼン
(ほかの候補者も聞く)
・面接(関わりのない上司たち)
例:夫が総務なら面接は調達・製造・品保など
友人や同期などは面接から外れます
・筆記試験(社史・資格試験内容・業務内容すべて筆記)
の5段階です。
※そもそも基準が資格試験取得者です
面接で一番慌てたのは、
「3秒以内に会社の未来図を説明せよ」
だそうです。
「上司になれば、今までは自分の評価が
給料やボーナスに反映されるが、
今後は課の成績で評価される」
と言われたそうです。
これを聞いた時、
身の引き締まる思いがしたようです。
実際、夫婦の友人が設計部の部長ですが、
彼は、精神的にきつくなったと、
奥さんから聞きました。
彼の場合は、早めに上司に相談し、
業務を楽にしてもらったそうです。
メーカーの時も昇進試験は聞いたことはありましたが、
筆記と面接ぐらいでした。
上司の推薦はありましたが、
主任や係長昇進試験なら、課長推薦ぐらいでした。
時代なのか、会社が違うからなのか?
昇進試験って、大変なのだなあと思いました。
それに比べて、私の勤務している会社は、
上司が推薦すれば、
支店長ぐらいにすぐなれます。
特に条件などもないらしいです。
ですから、昭和みたいに上司にごまをする人も多く、
みんな上司にはイエスマンしかいない。
反対意見などすれば、すぐに左遷です。
凄い人は、北海道から熊本に飛ばされました。
〇ワ〇ラも寛容です。
管理職が管理しないのです。
夫がどうなるかは未定ですが、
取りあえずお疲れ様でした。
後は、わが子の進路ですねー。
夫は昇進しなくても構いませんが、
わが子は決まって欲しいです。
管理職についていろいろと考えますね。
出世欲が強い人や現場主義で平社員の方が働きやすいと考える人がいて、管理職になると、もちろん給料は増えるが、その分残業代は出ないし、責任は重たくなり体調を崩し早期に辞める人も多い。
ご主人が決断したなら、目的に向かってがんばってほしいです。