先日、夫と話していた時、
「若手だけ賃金が上がる」
事が話題になりました。
先日も書きましたが、
新入社員が月給30万円の企業が増加し、
中には40万円なんて言う大企業も現れました。
田舎に住んでいると、総支給30万円になるのは、
もうかなりのベテランの域の給料なので、
もうびっくりするばかりです。
ちなみに総支給30万円ですと、
手取りは新入社員なら25万円ぐらいです。
夫の会社は、昔は、若手が低く、
50代以降にバーンと昇給がある。
そして給料に合わせて退職金がもらえるので、
退職金を何千万も貰う。
そういう地方の会社でした。
ですから、
「年を取ったら給料が上がるから」
と思い、給料が安くても、
転職せず、我慢する社員が多かった。
それが、ここ5年ぐらい若手が退職することで、
初任給及び35歳までの若手の給料を上げることになった。
会社も原資に限りがあるので、
若手を上げると、ベテランの昇給が鈍る。
今、こういう構図になっているようです。
ですから、夫の会社は、新入社員の給料が、
ここ3年ぐらいでびっくりするほど上がったそうです。
逆に夫は、思ったよりも昇給をしていないので、
「退職金、そんなにないかもしれない」
と話していました。
今回の新入社員の給料の上昇は、
ズバリ売り手市場です。
優秀な学生を早めに囲い込む目的です。
また、私たち世代と違い、
第2新卒と言う言葉もあるせいか、
3年以内に転職する若手社員は
全体の3割とも言われています。
若手の離職防止です。
ただ入社後2年目以降もそれに付随して
給料を上げる企業は少ないと言われています。
それはそうでしょう。
みんなを同じぐらい昇給させたら、
企業はかなりの負担です。
そうなると、逆転現象が起こるのです。
逆転現象があっても、
親切に新入社員に指導していけばいいのですが、
その可能性はちょっと低い。
『自分より給料はいいのだから』
と指導せず、放置となり、
離職者増加の懸念はあります。
やはり、人間のやっかみはすごい。
この物価高、みんなが昇給し、
昭和の頃のように
中流社会となり、
生活に潤いがあるようになれたらいいなあ
と、あらぬ妄想を膨らませております。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます