脇差しの柄前を新規作成中です。
鮫着せの工程が終了しました。
当工房では、出来るだけ裏をすかない厚手の状態のまま鮫皮を用いています。
鮫皮には、粒の形や親鮫の大きさなど様々な形状があり、良い鮫皮は高額で取引されています。そのため、お客様のご予算に応じて鮫皮を選択しなければなりません。
なぜ厚手の鮫皮を用いるかというと、日本刀の本来の姿である「実用の美」を考えた結果です。
差し裏の合わせ目です。ピッタリと合わせるには、熟練を要します。
柄前の良し悪しは、握った時の持ちやすさに尽きると思います。
柄の形状を「柄成」といいますが、柄成は刃方峰方の形状だけを言うのではありません。
差し表、差し裏の肉置きも柄前の良し悪しの重要なポイントなのです。
先日、外国の柄前師さんの作品を拝見しましたが、ゴロンとした肉置きに絶句してしまいました。国内ではクレームの嵐が起こりそうな柄前でも、海外では高級品なのかもしれません。
逆に、この段階で「薄すぎるのでは?」と聞かれることがありますが、これぐらいの薄さが本来の柄下地であり、柄成です。
鮫着せの工程が終了しました。
当工房では、出来るだけ裏をすかない厚手の状態のまま鮫皮を用いています。
鮫皮には、粒の形や親鮫の大きさなど様々な形状があり、良い鮫皮は高額で取引されています。そのため、お客様のご予算に応じて鮫皮を選択しなければなりません。
なぜ厚手の鮫皮を用いるかというと、日本刀の本来の姿である「実用の美」を考えた結果です。
差し裏の合わせ目です。ピッタリと合わせるには、熟練を要します。
柄前の良し悪しは、握った時の持ちやすさに尽きると思います。
柄の形状を「柄成」といいますが、柄成は刃方峰方の形状だけを言うのではありません。
差し表、差し裏の肉置きも柄前の良し悪しの重要なポイントなのです。
先日、外国の柄前師さんの作品を拝見しましたが、ゴロンとした肉置きに絶句してしまいました。国内ではクレームの嵐が起こりそうな柄前でも、海外では高級品なのかもしれません。
逆に、この段階で「薄すぎるのでは?」と聞かれることがありますが、これぐらいの薄さが本来の柄下地であり、柄成です。