工房八重の部屋

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洛東遺芳館は京の豪商柏原家の邸宅!春の特別公開に行く!

2012年05月08日 | Weblog
五条通から川端通を車で通る時に、「この建物の中はどんなの!」と興味がそそられる

広い邸宅があり、洛東遺芳館 (らくとういほうかん) の看板があります。

洛東遺芳館は、京都の江戸時代の豪商「柏屋」現柏原家を母体とし昭和49年

(1974)に、洛東遺芳館として設立開館し、春、秋の年2回特別公開しています、

とのことで、5月5日の最終日に、見学に行ってきました。

婚礼衣装、調度品など約8000点、経営記録、古文書、古書籍1万冊、

商家伝承の古美術品、婚礼調度品、衣装等が残っていて、

今回の展示は、美人画の浮世絵展で、展示館で開催されていました。


五条通から川端通を車で通る時に、、「この建物の中はどんなの!」と興味がそそられる
広い邸宅があり、洛東遺芳館 (らくとういほうかん) の看板があります。


入口は川端通ではなく、一筋東の道沿いにあります。 広い邸宅です。
現在の建物も幾多の大小火難を逃れ、数百年来の商家の体裁を保っていて、
京都でも数少ない貴重な建物とのことです


表門

柏原家の先祖は肥後熊本加藤清正公の家臣、柏原御右衛門と伝えられており、
初代三右衛門が正保2年(1645)当所に居を構え、初め京小間物・扇子等を粥ぎ、徐々に身代を築き、寛文(1661~)頃に江戸に進出、木綿店、漆器店、紙店等を経営、豪商と称されるようになりました。

明治期終り頃、東京に本拠を移した柏原家には婚礼衣装、調度品など約8000点、経営記録、古文書、古書籍1万冊などが保存されていて、その中から毎回テーマを決めて邸内と敷地の中にある展示館で公開されています。

現在も東京、大阪で、漆器と紙で、現在は、主力は株式会社柏原紙商事として、
漆器部門は黒江屋として盛業中とのことでです。
表の通用門には黒江屋営業所の看板がありました。


玄関から入ってみましょう!


庭に面した居間があります


床の間


屏風が飾ってありました


広い邸宅です


部屋から庭の眺め


庭のさきには、展示館が見えます


平屋と思っていたら急な階段がありました


箱階段になっていました


玄関を出て建物の外観と庭を見てみましょう!
二百六十坪の敷地に三十六部屋。そして広い庭園


井戸がありました


建物には細い回り廊下がありました


庭に通じる門も趣きがあります


展示館内部! 受付のかたに聞いたら、「館内はフラッシユ無しなら撮影は自由です」
とのことでした。




今年の春季の展示は浮世絵の美人画でした。 毎回テーマを決めて、公開されるので
また見に行きたい!

行ったのは、祭日の5日の晴天の日! 
どこも人があふれているのに、洛東遺芳館の邸内は誰もいなくて
静けさに満ちて、貴重な建物や展示館内をゆっくり鑑賞出来ました!