工房八重の部屋

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「王朝文化の華、陽明文庫名宝展」京都国立博物館 書の美しさに感嘆!

2012年05月25日 | Weblog
5月27日まで京都国立博物館で、国宝8件、重要文化財60件を含む140件の、

近衛家の陽明文庫の名宝展が開催されています。

NHKでの詳細な番組を見て、京都嵯峨にある陽明文庫は、一般人が見られる機会がない

そうで、この機会を逃したら! と、23日に行ってきました。

近衞家は中臣(藤原)鎌足を祖に、平安時代に栄華を極めた道長の系譜に連なり、

貴族社会の中心に位置する、千年にも及ぶ歴史ある家系だそうです。

昭和13年、首相を務めた同家二十九代、文麿は「陽明文庫」を京都で発足。

同家に伝わる奈良期以来の文書など、十数万点を集結させたとのことです。

道長の日記「御堂関白記」は、平安時代の自筆日記が1千年を経て現存するのは

奇跡的といわれる、素晴らしい国宝!

ほれぼれとする筆づかいの書の文字! 典雅で流麗な文字で漢詩、和歌がしたためられた

漢字や、かな! 日本語の文字の美しさに、圧倒されました!

銀細工雛道具や、御所人形などに貴族の生活がしのばれました!

紙というもろい素材の書を受け継ぎ、守り続けた近衛家は、スゴイ家系なのですね!


看板


看板


看板


ポスター


10時に入場! 9時半から入場出来ます!
10時でも会場は混雑し、人であふれていて、ゆっくり鑑賞が出来ません!


京都国立博物館正面! なんで横にテントがあるのか? と不思議でした。


11時半に会場を出たら、長蛇の行列!
テントは、行列して待つ人達のためのものだったのですね!


この時は、行列して立ったまま待つ時間は、30分間とのことでした!

書道教室のクラスメートは、金曜日は午後8時まで開館しているので、午後4時に入場し
混雑しない会場で、ゆっくりと鑑賞できたそうです!

この頃、金曜日に夜まで開館している美術館が多いので、金曜日の夕方が穴場の時間帯
かもしれない!