工房八重の部屋

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京都市美術館「バルテュス展」は幻想的な美の世界

2014年07月11日 | Weblog
没後初の大回顧展「バルテュス展」が京都市美術館で9月7日まで開催されています。

ピカソから、「20世紀最後の巨匠」と言わしめた画家バルテュス

(本名バルタザール・クロソフスキー・ド・ローラ、1908-2001)

バルテュスは、若い時の写真や自画像と、晩年の写真を見比べると、時の経過を感じました。

時が止まったように静謐な風景画や、バルテュス曰く「この上なく完璧な美の象徴」である少女のいる

室内画など、どこか神秘的で緊張感に満ちた独特の世界観は、多くの人々に愛され続けているとのことです。

40点以上の油彩画に加えて、素描や愛用品など100点以上が展示されており、少女のポーズなどには

驚かされますが、幻想的な美の世界には独自の個性が感じられた展示会でした。