「食べる通信」さん、秋田県南来訪～その５

こんばんは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。

少し間が空きましたが、再び「東北食べる通信」のご一行がいらした様子を書かせて頂きます。

「農楽交」で若手生産者との楽しい夜を過ごした翌日は、湯沢・雄勝郡の農業生産者の皆さんのところへ。

先ず向かった先は東成瀬村の「平良集落」。
ここでは伝統作物の平良かぶという作物が作られております。

このパリパリとした歯触りのか平良かぶは麹漬けとして加工されて出荷されていて、地域の初冬の食卓を彩る一品です。

この素晴らしい地域の伝統作物は、しかし、根にこぶが出来やすく、同じ土地で何度も作ることができません。
かつては焼き畑で、今は休耕田で、場所を移動しながら作られております。

▲黄色い花が咲いている休耕田が昨年のつくられた場所


▲東北食べる通信が手渡されます

そしてこの平良かぶが加工されている場所は…

私たちも大変お世話になっている「なるせ加工研究会」さんです。

▲代表の谷藤さんを囲んで

この加工所は、東成瀬の代表的な生産物であるトマトの加工を手掛けていて、ピューレやケチャップなどは農林大臣賞を受賞するなど、品質には定評があります。

またこの加工所は、村祭りで出すお菓子や餅などが作っておられています。

そして伝統作物であり伝統食である平良かぶの麹漬けを作るなど、東成瀬村には無くてはならない存在です。

▲丁度山からワラビを採ってきた人が持ち込み

なるせ加工研究会を辞して向かったのは、当店と最も長くお取引している杉山彰さんの圃場。

最初、杉山さんは家にも畑にもいなくて、これは会えないのかと思いましたが、勝手に畑を見学しているとき、奥さんのあおいさんとともに軽トラで颯爽と登場。

▲杉山さんに「東北食べる通信」を

今年は残雪も少なく農作業が捗っている杉山さん。
目玉になっているエゴマも苗が順調に育っている様で、例年以上の収穫が期待出来そうです。

さて、ここから山越えをして、次なる訪問地　湯沢市皆瀬地区へと向かいます。（つづく）


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