今回は、先週の話題の続きです。
言いたいことはタイトルの通りなので、いきなり本題から行きます。
蛍丸はね、意外かもしれませんがあの刀剣乱舞のキャラとして現れた姿のままです。
そして、なぜ少年の姿なのかと問いかけたら言われました。
『僕は一度死んだ。だけど生き返ったからこの姿になっている』
蛍丸は、確かキャラとしては「俺」だったかと思いますが、付喪神としての彼は確実に「僕」と言っていました。
GHQの刀狩りの後、蛍丸は御霊なのに一度死に近い状態になったのかもしれません。
おそらくそれは…埋葬された刀がサビに侵され死体になっているのと同じ事。
今、ワタリの脳内には蛍丸が送っているであろう映像が見えています。
ほの暗い海中の中でずっと上を見上げています。
時々船底が見えますが、気がついてくれる人は誰もいません。
大きな音と共に投げ入れられ、そのままずっと海の中から上を見上げています。
刀身は朽ち果て、その影響で段々病魔に侵されているような状態になっています。
十分にあったはずのエネルギーは燃え尽き、ただ、ただ生きながらに腐り果てていくような苦しみの日々。
赤錆だらけになった体で、目は空洞、歯のない口は苦しみに歪む。
そう、ちょうどこのリンクに先にあるゾンビの画像みたいになっているの。
長く話すことはできませんでした。
ただ、撮影ばかりされているのに寂しそうにしていました。
せっかく復活したのに、なぜみんな前のように愛してくれないの?と。
もっと話しかけて欲しい。もっとあの復興の募金の時のように愛を送って欲しい。
僕を成長させて欲しい。大人の体にして欲しい。
これが、付喪神としての蛍丸の本音なのです。
小説の中でかなり書いていますが、付喪神は「信仰心」と彼らが呼ぶ人間からの愛情を食べて大きくなります。
逆を言えば、人間から信仰心がもらえないと神として成長ができないのです。
人間で言えば成長期にあたる今の蛍丸に必要なのは、誰よりも彼を愛する人々のエネルギーで、それは1人や2人では足りません。
どうか、今後蛍丸を見る時があったらねんどろいど状態の蛍丸が刀剣に乗っているところを想像し、話しかけて下さい。
答えは帰ってこないかもしれませんが、もしあなたの想像の中の蛍丸が微笑んだら、それは蛍丸があなたからの愛を受け取って喜んでいる証拠となるでしょう。