H13年 UZS171 マジェスタ エンジン1UZ
車検で入庫して頂いたのでつなげてみました。
トヨタの高級車は乗り降りしやすいようにテレスコが自動的に動くのですが、数年前から時々、キーを抜いてもテレスコが動かなくなるという診断機無しではまったく手を出せない症状でした。整備書見てもTaSCAN前提なのでテレスココントロールのカプラを抜き差しして初期化で誤魔化してました。これが地味にめんどくさい・・・
F3-Gによる診断項目はセルシオとほぼ同じなので、抱えてる問題中心にします。
6万キロ程度ですが、マジェスタのよくある故障を一通り体験させてもらってる車です。僕は否定しますが本人いわく、ハズレ車だな・・と
さて、一番下の「引き締めとストレッチ」が今回見たかったテレスコになります。なるほど、と思うのですが普通は検討すらつきません。
と、ここで安易にモーターのせいにしたいのですが、マジェスタだけじゃなく20系セルシオでも同様の症状が多発してた時代であり、原因の大半がシャフトの潤滑不足による過負荷でダメになったり、リセットになるケースが大半でした。
そのため、初期症状から大量にスプレーグリス掛け捲ってたのでここ半年ほど症状の再現がありません。
お客さんにこんなん出てますけどどうします?とお伺い立てますが、最近調子良いから様子見で♪と・・まぁ金額、作業的にやっかいそうなんで二つ返事で了解です。
今回F3-Gで見て確認できただけでも十分な収穫でした。