こどもを育てる女性の逞しさをみる。それは自分の生き方、
考え方によるものが大きいことを教えてくれる。
レオ二ーというアメリカ女性は、自分の生き方を学生時代に
確立した。人生は一度しかない、平凡な生き方ではなく自分
しかできない個性的な生き方を望んだのである。
カリフォルニアの実家を離れ、就活する中で日本人男性と恋愛
子供ができる。家族の反対を押し切り、出産する。
日露戦争が始ろうとする時代、今まさにNHK「坂の上の雲」
をドラマ化しているがその時代に言葉の通じない日本へ。
幼い子供を連れ父親を頼りに異国に来たものの、彼には妻が居た。
一人でこどもを育てる、しかも日本でと決心する・・・・・。
後に、その子は日米で活躍する芸術家「ノグチ・イサム」となる。
晩年、彼女は家族と生活することなく、自然の中で一人生きて行く。
日本人なら言うだろう男らしい生き方だったと。彼女は女である。
本当の恋をしたら、それだけで生きられる。セカンド・バージンの
中村るいさんに通ずる映画でした。そういえばこの映画監督は、
女性である。