高校卒業して最初の職場の仲間との同窓会を毎年この時期に、
やっている。出席しないと、死んだことになってしまう年頃である。
一年はこの歳になると早い、来年の開催は7月7日ときまった。
ロマンチック漂う七夕さまだが、ほとんど男ばかりの職場だった。
だれだれは元気か?との話ぐらいだが、それが心置きなくしゃべれる
のが懐かしい。
母親一人の家庭で育った自分にとっては、この最初の職場で今思えば
家庭的雰囲気の中で、一人前の男として、育ててもらったような気が
するのだ。
久しぶりの飲み会でビールのピッチが上がり、帰宅してからは
夕食までバタンキュウと寝てしまった。夕食が美味しくなかった。
腹を空かせるため、夜のスウィミングで一汗かいて、二度目の
バタンキュウと食っちゃあ寝の生活に流されそうである。
まだ梅雨は明けないが、庭のクチナシの花今が満開である。
女房がこれが最後と花を全部切り、トイレ、玄関、仏壇に飾った
部屋の中に匂うくちなしの香り、この臭いも手伝ってよく眠れた
気がした。