暖かい日が四日続いた。
そんな時、エリザベスを着けたまま脱走したクロ。
エリザベスを着けたのは、喧嘩した古傷を舐めて、化膿
してしまったからだ。
ねこは舐めて治すのだろうか?
病院へ連れていったら、病気のねこ、いぬが朝早くから
並んでいた。
すぐ友達になれるペット好きばかりである。
みんなペットではない、裏切らない家族以上である。
女房ときたら、午前3時に帰ってきたクロを見て安心して
寝られるといっていたのに眠れなかったらしい。
傷口を洗浄、消毒し化膿注射と飲み薬をもらう。
左手を包帯ぐるぐる、エリザベスを交換してもらう。
傷口が深いのでまた明日来てくださいとのことだった。
約一週間クロちゃんに振り回されたが、生きものと
付き合うということは愛情が沸くものだなあ!
そして生き物の生きる強さを教えられた。
どうやって水を飲んだのだろう?
何を食べていたのだろう?
何処で寝ていたのだろう?
また明日から急転直下寒くなるという。
折角咲いた蝋梅の花が匂う季節になってきたというのに。