タワゴト日記

 未来は無限にあると思っていたが、有限を
感じさせる世の中、光をツールに少しでも楽しい毎日でありたい!

海よりもまだ深く

2016年06月02日 | Weblog


 夢見た未来とちがう今を生きる、元家族の物語。

世界に愛される是枝裕和監督が、特別な思いを込めて

2016年初夏に送り出す〝なりたかった大人”に

なれなかった大人たちの物語。

Story(パンフレット)より

笑ってしまうほどのダメ人生を更新中の中年男、良多

(阿部 寛)。

15年前に文学賞を1度とったきりの自称作家で、今は

探偵事務所に勤めているが、周囲にも自分にも「小説の

ための取材」だと言い訳している。

元妻の響子(真木よう子)には愛想をつかされ、息子・

真悟の養育費も満足に払えないくせに、彼女に新恋人が

できたことにショックを受けている。

そんな良多の頼みの綱は、団地で気楽なひとりぐらしを

送る母の淑子(樹木希林)だ。

監督はなにがいいたかったのだろうか?

母が言った「幸せってのはね・・・何かを諦めないと手に

できないもの」

リリーが言った「誰かの過去になる勇気を持つのが、大人の男」。

妻が言った「愛だけじゃ生きていけないよ、大人は」。

これらの言葉に隠されているのだろう?

答えは、やはり、海よりもまだ深い母の「愛」。