切り絵

浮世絵を切り絵に

広重 富士三十六景 武蔵本牧の端

2014年10月19日 | Weblog

武蔵本牧の端

本牧(現在の神奈川県横浜市中区)はもと江戸湾(東京湾)に突き出た台地で、「はな」つまり突端は本牧岬と呼ばれ、垂直に切り立った崖で知られていた。画面右手の絶壁が本牧岬の崖である。現在は埋め立てによって周囲は陸地になってしまったが、本牧市民公園付近には崖の一部が残っており、往時の景観をしのぶことができる。本図では本牧岬の南の海上から西を望み、海の向こうには磯子浜が見えている。背後には丹沢山地と富士山が姿を見せ、すっきりとした構図を組み立てている。

クロスパズル

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