切り絵

浮世絵を切り絵に

広重 名所江戸百景 増上寺塔赤羽根

2018年10月02日 | Weblog

増上寺塔赤羽根

五重の塔は、仏舎利(釈迦の遺骨)を奉安する仏塔の一つで、古くから寺院に建立されてきた。芝増上寺の境内に、かつては図の様な五重塔が存在していた。奥から流れているのが古川で中程の橋が赤羽橋となる。「赤羽根」とは、向かって左側のあたりの当時の地名だったが、地名は無くなり橋と交差点名と駅名にその名を留めている。古川の左側の築地塀は増上寺の警備担当であった久留米藩有馬中務大輔の上屋敷である。左奥に増上寺の防火のため江戸で最も高いと云われた火の見櫓が見える。増上寺・五重塔は太平洋戦争で焼失していて現存しない。

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