切り絵

浮世絵を切り絵に

東海道五十三次 大磯

2019年10月03日 | Weblog

「大磯」

手前に刈り取った耕地、宿場の入口付近でのにわか雨。左奥の沖合いの海は晴れ。晴雨の対象がおもしろい。大磯街道に沿って宿が連なり、寒さと雨を避けながらようやくたどり着く安堵感。右手には丸みをもつ高麗の山裾が描かれている。曽我十郎の愛人虎御前のこもった高麗山の伝説から、十郎の死を悲しんで流したであろう涙を「虎ヶ雨」と例えた。

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