切り絵

浮世絵を切り絵に

木曾海道六十九次 守山

2022年10月02日 | Weblog

「守山」

桜花爛漫と咲き乱れる弥生の春の、野洲川沿いの守山宿を描く。遠景には近江富士と呼称される三上山が見える。このシリーズで桜を取り上げたのは他には「大宮」宿があるだけで、この絵のように桜に囲まれた景色を描いたものは他にない。山また山の貧しい寒村を貫く中仙道もあと草津、大津を残すだけ、やっと愁眉を開いたといった感じで、解放感がみえる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする