「丹波」 鐘坂
鐘が坂は、谷深くの交通の難所として有名であったが、明治以降は整備されて、現在は国道が通る場所である。この場所には、「鬼の架け橋」と呼ばれる奇岩があり、大江山の鬼がこの橋を渡って京都まで行き来していたという逸話が残っている。画面右上にある二つの岩に架かる「石梁」と言われているのが、その場所である。旅人は、鬼の架け橋を横目に厳しい峠を越えるのである。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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