「切らずに治す脳卒中」日本脳神経血管内治療学会前々会長ブログ
第31回日本脳神経血管内治学会学術総会会長のブログ
会期:2015年11月19日~21日(無事終了しました)




山陽新聞の夕刊コラム「一日一題」の第六回目が昨日掲載されました。2月から3月にかけての2ヶ月間、毎週火曜日の連載です。
今回の題材は、備前焼です。
皆様、ご存知の通り、岡山を代表する焼き物です。
今回は、是非、備前焼を、そして自分のことを褒める文章を書いてと某氏に売り込まれて?!書いちゃいました。
誰にそそのかされたかは、文面を見れば一目瞭然です。
私が言いたかったのは、「備前焼の心は無心なり」なのですが・・・集中して無心になるところがカテーテル治療にも通じるという部分でね。

それでは、昨日(2015.3.10)の拙文をご紹介します。


備前焼の心

 皆さんは備前焼にどんなイメージをお持ちでしょうか? 岡山を代表する焼き物、伊部の地に千年以上続く日本最古の焼き物、素朴で自然な普段使いの焼き物、美術品としても価値のある焼き物…。 数年前から、縁あって備前焼作家の伊勢崎紳さんとお付き合いさせていただいています。年齢も同世代で、家族ぐるみで交流を深めています。時々、紳さんの窯を訪ねて、「土ひねり」をします。
 紳さんに誘われて、ろくろを回してみたところ、はまってしまいました。ろくろに向かうと、〝無心〟になり、集中して精神が研ぎ澄まされるような感覚に浸れます。ほんの短い時間ですが。その瞬間が自分にとっては大変貴重な時間で、紳さんにお願いしては教えを請うています。
 焼き物の世界は奥が深く、私なんかはその表面で遊ばせていただいているだけです。しかも肝心の焼きの部分は窯元任せですので、大切な備前の土や窯を使わせていただけるだけでも、申し訳ないと思いつつ、それでも、ついついろくろに向かう自分がいます。
 全国、そして時には海外からのゲストを岡山にお迎えした時に、お邪魔して皆でわいわい言いながら、そして紳さんの講釈を聞きながら、備前焼に親しむのも楽しいものです。間違いなく、皆さん、喜んで帰られますし、数カ月後に自分の作品ができあがって届いた時の満足感は特別なものです。皆さんも郷土の備前焼、楽しんでみませんか?
 いつもお世話になってばかりなので、8日は紳さんと娘さんをサッカーJ2ファジアーノ岡山の開幕戦にご招待しました。過去、紳さん親子が来場した試合は負けないという無敗伝説があるのです。結果は3-0! 見事に勝利。1万人超えのスタジアムの雰囲気も最高! 紳さん、年間数試合と言わず、全試合来てくださいね!




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