「切らずに治す脳卒中」日本脳神経血管内治療学会前々会長ブログ
第31回日本脳神経血管内治学会学術総会会長のブログ
会期:2015年11月19日~21日(無事終了しました)




本日は岡大循環器内科のチームに加わって、冠動脈瘤の塞栓術を行ってきました。
循環器内科のサッカー部OB、ジーコこと中川晃志(コージ)先生に、循環器内科に今にも破れそうな冠動脈瘤の患者さんがいらっしゃるので、先生助けてくださいと依頼されたのです。
中川先生とはサッカーを一緒にする仲ですので、そして同じファジアーノ岡山のチームドクターですので、二つ返事でOKです。
「万が一破れたら心タンポナーデになるんですけど、この方は術後で相当の癒着があるので、たぶんすぐには大事には至りません」と言われており、脳動脈瘤に比べると、気が楽でした。
瘤内にマイクロカテを2本進め、ダブルカテで中川先生と一緒にコイルを挿入し、完全閉塞で無事終了しました。
しかし、脳と違ってずっと拍動している冠動脈での操作は意外に難しく、目がくらくらしたのも事実です。
これで個人的には、肝動脈、脾動脈、腎動脈、そして今回の冠動脈と全身の色々な部位の瘤を経験させていただきました。
実は、今日の患者さんは硬膜動静脈瘻で当科でも塞栓術を行った患者さんで、うまく行って喜んでいただけました。


治療が無事終了して、循環器内科の先生やスタッフとパチリ!
院内アウェーの状況でしたが、皆さんのおかげでうまく行きました!ありがとう!

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