京都、嵯峨野の寂庵の尼僧、寂聴さんの書かれた本です。
”死に支度”?
重いタイトルに少し怯んでしまいました。
一般的には物を捨てる断捨離とか家を片付けるとか遺産の事とかと思いがちですが
思い出の人に会うのも
その人にしか出来ない事をやるのも”死に支度”だと!
寂庵さんは若い時の苦い経験から政治には係らないと決めていたのに
細川護煕元首相の選挙運動に
原発反対、戦争反対を唱え応援したと!
今自分がやらなければならない事も”死に支度”と思えたからだと!
色んな話が盛り込まれていて楽しく読めました。