
信州に来ると山荘の風呂に入るよりも温泉にということになりがちで、今回は特に寒い日が数日も続いて家でよりも暖かく入浴できるし暖まるしで、僕は今回の滞在中は温泉だけで通してしまった。軽井沢が寒かったので少しでも気温が高いからと、昼間に佐久方面などによく出向いていたこともあったけど、5月になって最低気温が氷点下で最高気温も10℃以下なんてというのは異常だったものね。
夏場に犬を車に残しておける木陰があるからとよく立寄る浅科温泉穂の香乃湯は、周辺の施設よりもいつも空いていてゴルデンウイークでも混み合わないだろうと二回も、ここも含めて佐久市内の公衆日帰り温泉三ケ所4軒の共通入浴回数券を買ってあることもあって。泉質はアルカリ性で濃い目のナトリウム-塩化物冷鉱泉で沸かし湯、そのためか特に大きな露天風呂(冒頭写真)の湯温はばらつきが多いようで、今回の2回はややぬるめとなっていたのは外気温が低かったためか、でもこの方が僕には幸いで長湯できてよかったな。
穂の香乃湯
裏側にはこどもの日で鯉幟が
軽井沢の追分にある木もれ陽の里も山荘に近いこともあって二回の利用を、ゴールデンウイークは星野温泉トンボの湯は特定日ということで入浴料金が高くなっているから軽井沢ではこちらに。ここは温泉といっても茅野の芹ケ沢温泉から輸送しているということで、露天はないがサウナもあって、自前の源泉じゃなんだけどそれなりに温泉らしく湯上りしてからもなかなか汗が引かないぐらいに温まる。泉質はアルカリ性単純泉ということだ。本来は町民の健康のためにトレーナーが指導する運動施設に併設という形をとっているようだが、別荘住民はほとんどが温泉だけに利用のようだ。さらにいいのはいつも空いていることで、これだけの施設なのにどうしてなのか、運動施設などで良く見かける地元住民らしい顔ぶれも見慣れた顔が多くて御新規さんが少ないみたいだものね。
木もれ陽の里の温泉棟側
その休憩室からは浅間山が
温泉表示に芹ケ沢温泉とあり内容はあくまでも現地でのものでしょう
一日だけやや足を延ばして上田から青木村まで、途中の道の駅などではまだ農産物はほとんどないだろうけれど、山菜や山野草など売っていないか寄道しながらのドライブ。やはりたきばら駅などはまだやっていなくて、東御の湯楽里や青木村の道の駅などもまだ山菜などは本格的にはなっていないし、植物も園芸物だけで、辛うじて雷電くるみの里で草花で買うものがあったぐらい。こちらまで足を延ばせば当然に僕のお気に入りの泉質の田沢温泉有乳湯に入って行こうということになる。内湯だけの共同湯であるが温泉の鮮度抜群、浸かっていると微細な泡がビッシリと肌の付着し、拭えば肌がスベヌルになった感じで湯の柔らかさも気に入っている、さらにぬるめだから長湯できるし、水分補給には源泉口の湯が飲めて、洗い場のカランからも源泉が出てくるという本物の温泉だ。泉質はアルカリ性単純硫黄泉で、特にPH9・6というアルカリ度がとびきり高いのも大きい特徴だ。但し眺めだけは温泉から出て裏の駐車場から上田方面の景色をチョイ見するぐらいで我慢してちょうだいな。
和風な造りの有乳湯
温泉成分分析表
裏の駐車場からの眺め