昨日に軽井沢から戻ってきました。滞在中はあまり天気が良くなくてやや肌寒かったのに、横浜に帰ってきたら天気が回復して暑いぐらい。そんな初夏らしい気候ということもあってか、家を空けた一週間後の我家の庭は植物が一気に繁茂してきていて、毎日見ていたらそんなには驚くことも無いかもしれないが、たった7日間でこんなになるのと植物の生命力には感心してしまう。冒頭写真はハッカクレンが大きな葉を広げ、ホトトギスなどが背を伸ばしている我家の庭である。
早咲きの我家のサクラは毎年ゴールデンウィークには真っ赤なサクランボの実を付けているのだが、今年は遅れていてまだ熟していない。それと茨城などでは竜巻があったように帰ってくる直前は風が強かったらしくて、まだ青い実が沢山落ちてしまって例年より実が少なくなってしまっている。
今年は少しだけ赤くなりだした段階
今は庭の山野草などは春の花がほとんど終わってしまっていて、日差しに向かって唯一元気に花を咲かせているのはタツナミソウだけ。それと大きな葉の下にヒッソリと隠れるように異様な形の花を吊り下げているのがハッカクレンで、ちょっとばかりグロテスクなことを恥じているんですかね、これって何かに似ていない。
タツナミソウ
ハッカクレン
庭の樹木ではヒメウツギだけが白い花を咲かせていて、日陰のやや薄暗い中にポッと浮んだように見える。卯の花の匂う垣根にという歌があるが、背の低いヒメウツギは垣根にするというのは難しいから、他の木で作った目隠しの裾のほうを整えるためぐらいにしかならないけど、もっと大きい種類なら垣根になりそうではあるが僕はまだ見たことが無くて。どうやら最近の垣根には使っていないのでは、昔は歌にあるように垣根に用いることが多かったのだろうか、花が咲く垣根というのはツバキやサザンカはあるけどね。
園芸種のヒメウツギ
日当たりのいい所には鉢植えの植物でクンシランとカレンソウとテッセンが咲いていて、これらは普段は何にも世話してやっていないのにこの時期になると律儀に花を付けてくれている。クンシランは鉢の中で株が増えてそろそろ株分けしてやらないといけないぐらい。カレンソウは園芸種のゼラニウムに近い種類ということだが、その仲間としてはこれはかなり奇麗な色合いの花でしょう。テッセンも隅っこに咲いているのに大きめの花で見栄えする。
クンシランは植え替えてやらないと
カレンソウは蚊除けにと表の散水蛇口近くに
テッセンは蔓性だから隅っこでもいいと