昨年の夏から金継を始めました、エポキシを使って漆紛いの樹脂で自己流お遊びでやったことはあるものの、本漆でのちゃんとしたやり方を教えてくれるところを見つけて、まだ数回ではあるけれど仕上げまでやった2回の出来を見ると、やはり最初は稚拙でしたかね、最初の仕上げは金メッキもので二回目は純金という違いはあったけれど差が歴然、でもまだまだ未熟ではありますが。
冒頭写真は前回に純金で仕上げたものを受け取ってきました、金継とはいうもののいずれも欠けを修復した金繕いというのが本当ですが、このほかに作業中でまだ漆を入れただけのひび割れや割れたところを継いだものもありますが、本漆を使ってというのは手間と時間が掛かります、今後ポチポチとやっていくつもりで。
それで前回に仕上げたものと今回を比べてみたのが次の写真、拡大してあります、普通に見たらあまり分かりませんでしたが仕上り面の滑らかさに差がありますね、上が前回のものでお試しにと安い金メッキの粉末を使ったもの、下は今回の純金の仕上がりです、それほど腕が上がったわけでもないのにと思いますが違いが、使っていくとさらにメッキ物は黒ずんでくるとか、やはり高価な純金がいいですよね。
金以外では銀や錫があって、本体の意匠から使い分けすることになりますが、銀はかなり黒くなっていくはず、鈴は同じ銀色でもあまり変わらないらしい、今後それらも使ってみたいと目論んでおります。