
先週は冒頭写真の事前案内書の旅行名の、三泊四日の日程でのみちのくは岩手と秋田の7つの秘湯を巡るという、温泉好きのペアを限定で募集した団体ツアーに参加してきました。東北の温泉ツアーにはもう何度か参加しているが、今回はまだ行ったことが無い夏油温泉と国見温泉が含まれていたのと、宿泊の一ヶ所が新玉川温泉となっていたので。
今回のツアーで入るという温泉は次の一覧表に、この中ではホテル森の風は鶯宿温泉で秘湯ではないので7つには含まれませんが、その他は山奥に分け入った場所にあるまさに秘湯ばかり。数年前にも八幡平周辺の同じ秘湯を巡った時は、7月上旬の梅雨時であったがほとんで雨には祟られず、この辺りは梅雨でもこんなものということであったが、高山植物も見られて良かった記憶が、今回も東北地方はまだ梅雨入りしていなくて、天気予報でも雨マークは初日にちょっとだけ、それと今年は梅雨入り以外ではこれまで季節の進み方が早かったから、あの時と同じ山野草の花がもう咲いているかもと、温泉と山野草の両方を期待しての出立となった。
添乗員が作って配布してくれた各温泉の説明
ツアーは東京駅に集合であったが集まっていたのは12人ほど、訊けばホームには静岡からの参加者が待っているのと、上野と大宮から乗車の人もいて総勢26人とか。利用した東北新幹線はグリーン車を利用となっていて、恐らくこれはガラガラの客席だろうから旅行社が自由に時間帯を選べるからでしょう、こちらは普通席で安い方がいいんだけどね。初日は宿の夏油温泉に直行となっていて、東北新幹線は北上駅まで、昼は車中で済ませておいてほしいということであったが、ツアーでのこの先はまず食べ過ぎになるだろうからと、我々はおにぎりぐらいで済ませておくのを通例としているんです。
盛岡行きやまびこで
我々の前の席はガラガラ
北上駅に到着
北上では8月にみちのく芸能まつりというのを開催するらしく、既に駅構内にはそのPR人形などがあって、まずは手始めにそこでパチリと。
鬼剣舞
鹿踊り
駅には宿からの送迎バスが迎えに来ていて、市街の平地から山道に入って行ったら、途中からは大型観光バスでは通れないような細い道がクネクネと、日曜日で日帰り入浴客の帰り車数台とのすれ違いはやや広い場所でやっとやっと、夏油温泉は冬場は閉鎖となるまさに秘湯のロケーションにありますな。
山道
午後2時前と早目に到着した夏油温泉は、道の行き止まりの開けた場所に建つ古い木造の何棟かと鉄筋コンクリート2棟からなる宿で、自炊棟もあったがあまり使われていないような、特に奥の方には廃屋みたいな建物も。宿泊棟の中も素朴な、トイレ付きじゃない古くからの客室の秘湯を守る会の宿でも、最近はトイレだけはウォシュレットとなっているところが多いが、ここは全くのレトロスタイルで一部が暖房便座になったぐらい。
駐車場側から宿の全景を、でも奥の方は隠れています
宿に到着してまずはここの温泉の説明があって、とにかく湧き出す場所で泉質が異なる出たての源泉だけを楽しんでという宿のようで、これは2箇所の内湯と男は4箇所の露天をハシゴしての温泉三昧に徹っしましょうやと、初日だけに意気込んでしまいますな。
宿の主人から浴槽毎の説明が
ここに来るバスで途中にちょっとだけ雨が降ったが、そのあとは晴れて来てくれて、東北でも場所によっては短時間の集中豪雨があるという予報が出ていたが、この旅行中我々は天気には恵まれて楽しい温泉旅をしてきました。帰ってきたら東北も例年よりも遅れての梅雨入りとか、運が良かったなと、次回からそれぞれの温泉について書いていくつもり,巡った温泉の地図については下に。