ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

信州不案内の長男の嫁が行きたいという善光寺と小布施に 前半

2012-05-29 16:13:57 | 旅日記

 昨年に結婚した長男夫婦を連れて軽井沢の山荘に、金曜日の夜に来て日曜日には帰るからと、土曜日は少しばかり遠出で信州の定番観光地を案内してやろうかとなって、何処がいいかと嫁に訊いたら信州は不案内だからまずは長野市周辺の有名処からというので、信濃ではまずは善光寺参りしておくべきと、そのあとは甘いもの好きらしいからとすぐ隣の小布施で遊んで、戻る途中では温泉にでも入ってくるかという計画で朝は早めの8時に山荘を出発する。

 長野オリンピックで高速が出来てからは長野との距離が短くなって、一日を有効に使えるようになったものの長野は我々も久しぶり。佐久ICから乗ることにしてteteでパンを買ってからすぐのICに、一気に走って長野ICまでは2時間もかからないで到着する。善光寺門前の駐車場に車を停めてまずはお参りにと向かえば、我々夫婦も門前は数年ぶりだから道路沿いが修景されてからは初めてかもと、店も新しくなったなと気づいたところがいくつかあった。石畳みに舗装された道路沿いの植込みは山野草を植込んでいるとあって、これは派手な園芸種などより古風な街には似合うからいいんじゃないですかね。大門直前の店では善光寺名物の唐辛子の八幡屋磯五郎は小さな店舗だったのをオシャレに改装していて、トウガラシを使った新しい商品を並べているのには驚いた。その隣の藤屋旅館は結婚式場営業に力を入れてリニューアルしたのを知ってはいたが、この日もそれらしき人達が出入りしている、でも半地下の喫茶室は昔のままみたいであったのは良かったなぁと、この日は犬も連れていて入れなかったが落ち着いたいい雰囲気が好きで以前はよく一服の利用をしたものだ。

                        山野草の植込みには夜間照明も

                        新しくなった八幡屋磯五郎

                        藤屋、この奥の道路際の半地下に喫茶室が

 善光寺は大勧進の天台宗と大本願の浄土宗の二宗派の寺なんだよなどと嫁に講釈してやりながら本堂にお参り、おびんずる様なども初めて見ると興味深そうに撫でていたが、三人は潜ったことがあるお戒壇巡りという真っ暗な中を歩いて極楽の城前に触ってご本尊に結縁する儀式を嫁一人でやってみるかと脅かし半分で訊いたら、怖そうだから今回は遠慮しとくだって。境内では山門(冒頭写真)の上を有料公開中というのは初めて見たが、南禅寺山門の石川五右衛門気分を味わうにはチト高さが足りないんじゃないですかな。お天気が良かったのでゴン太を車に残せず一緒に本堂の手前まで連れて歩いて、犬もお参りさせたつもりということに、でもオシッコをさせないように注意して一回りするというのは面倒なこともあって長居はしないで戻ってきた。日本最古の仏像の阿弥陀三尊は絶対の秘仏で、それを模した前立本尊御開帳は丑と未の年となっているんだとも説明してやって、一度だけその時に来たことがあるが大賑わいであったと話しながら、またその時に皆でお参りしようかということで打ち上げ。

                        善光寺本堂は日本で木造三番目の大きさ

                          参道にノンビリ猫が似合う

 駐車場に戻る道筋では若い二人は信州味噌のすや亀がやっている味噌ソフトを食べ、八幡屋磯五郎では唐辛子オリーブオイルなんていうのを買っていたが、ぱてぃお大門を覗いたらここはほとんどが飲食店なんですね。でも昼は権堂商店街の天ぷら屋と決めていたのでお時間もよろしいようでと、善光寺を離れてイトーヨーカ堂の提携駐車場に車を回す。魚としが開店の11時45分少し前に着いてしまってアーケードの商店街を少しブラブラ歩きしてみたが、昔は賑わったらしいこの商店街もヒッソリしていて景気が悪そう、地方都市の中心部はどこもこんなだものね。その一郭の蔵がある場所を活用してこれから店をいくつか作ろうというらしい場所があって、ちょうどアプローチを手作りで砂利敷きしている若いグループがいたのには頑張ってねと、こういうのはぱてぃお大門に倣ってというのでしょうな。その向かい側に隠れるようにあったかんだたという蕎麦屋の看板にはうどんなし、天ぷらなし、蕎麦は40食のみなんていう面白い書き込みを見つけたが、この店はちょっとばかり気にかかったぞ。

                        かんだたは奥に

 権堂通りにある天ぷらの魚としも久しぶりの訪問となる。最初にここで食べた時にいた料理人から今の人に変ってからもう久しいが、給仕のお母さんは以前のままの風貌であったのには昔が地味過ぎたからかなぁ。昼は天丼もあるが7品1300円と10品2000円のコース定食が用意してあって、我々年寄は7品を若い二人は10品にする。ここのいいところはカウンター席の目の前で揚げたものをアツアツで食べられること、7品コースはサイマキエビ2匹、ナス、ピーマン、ブロッコリー、納豆のり巻、キスとなっていて美味しく頂きましたです。嫁たちもちょうど天ぷらが食べたかったなんてヨイショが上手いねぇ。

                        魚とし

                        魚とし店内

                           ここにご飯味噌汁と天ぷらが

 僕は当然にご飯だけは二杯をいただきました。それとちょっとだけ山椒風味がある味噌汁も美味しかったですよ。


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