7月最終日曜日は信濃追分で馬子唄道中を模したお祭りがある。今年で24回目だそうで、僕は最初の催しの時を知っていてそれはささやかなものだったんだけれど、これだけ続いたら賑やかさが増してはいるようですね。
浅間神社 プログラム
中仙道20番目の追分宿で生まれた浅間追分節が全国にある追分節民謡の発祥だとか、ここに追分宿郷土館が出来たことを記念して始まったというこのお祭りはそれをメインのモチーフにしているのです。メイン会場は浅間神社境内だが町内の旧道全体を舞台にして微笑ましい小イベントが繰り広げられる。そのプログラムは中学生吹奏楽団、子供神輿、落語、民謡(もちろん追分馬子唄が主役)、チェロ演奏(演奏会場の堀辰雄文学記念館は無料開放)、チンドン屋などなど、そしてハイライトが諸々の江戸時代扮装をした町民達による馬子唄道中ということになる。
堀辰雄文学記念館 チンドン屋と秋田犬
祭りにつき物の露店などもここでは青年部会が自前でというのがこだわり、フリーマーケットなども昔は骨董商が2、3出ていたのが今は皆さん素人と手作り感を大切にしているようだ。だからこのお祭りは地元住民のためというのが七割、残り3割が観光客向けなんだろう。
朝9時少し過ぎに到着してまず開いたばかりの神社境内のフリーマーケットを覗いたら、和と洋のアンティークを出していた別々の2箇所であまりにも安い出物を見つけた。骨董商の値付けに比べると格安なことが多いのがフリーマーケット、しかしそんなに良い物が無いのも通常のこと。だからタマタマ出物を見つけたら即買いですよ。
結局昼過ぎまで、落語やチェロ演奏、民謡を聞いて馬子唄道中の出発だけ見物してサヨウナラ。ゴッツァンでした。