![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/a0/f93014e4b3175e1dd87c05ae8d7f0764.jpg)
軽井沢の山荘の1年の開け閉めの最初と最終はまだ寒いから水道は水抜きしてあって使えないから泊まれなくて、このところ毎回泊まっているのが旧望月の南は蓼科山側に入って行った山裾にある春日温泉、ここには4軒ほどの宿があって、我々が利用しているのは国民宿舎のもちづき荘(冒頭写真)、この宿が何よりもいいのは完全な源泉掛け流しで洗い場のカランからも温泉となっていること、そして豪華ではないけれど手作り家庭料理なのとやっぱり安いこともあって、そのためかいつも団体客なども入っていて、今回は平日でも満室ということであった。
もちづき荘駐車場から1
もちづき荘駐車場から2
この宿は旧館と新館が繋がっていて、旧館はトイレ無しだが部屋数画多い新館の方はトイレ付き、予約した時はトイレ無しの部屋だけしかないということであったが、キャンセルがあったからと新館になっていてこれは良かったと、これまで新館の方しか泊まったことはないが、いつも寒い季節でもここのいいところのもう一つは床暖らしいこと、畳から仄かにポカポカしてきて空調よりもホンワカと気持ちがいいんです。但し寝具だけは自分で敷いて片付けもしなくてはイケマセン、その分安いということですから。
客室
客室から見た北側の風景
望月は古代朝廷に馬を献上する牧があったところ、ここには馬事公苑があり宿から少し見える
乗馬している姿が見えた
開湯300余年という春日温泉はPH9.6という高アリカリの単純泉で泉温25℃というから沸かし湯、それなのにこの宿は源泉掛け流しとなっているから入ると肌がツルヌルとなる、出口からは飲泉もできてクセがない天然水といってもいいぐらい、柔らかな湯で是非とも長湯したいという湯だ。僕は東信地区ではここと田沢温泉の有乳湯がお気に入り、泉質ではこれらに次ぐのが小諸の中棚温泉と上田のささらの湯に坂城の湯さん館、別所温泉と上山田温泉も硫黄泉で好きなんだけど、やや熱めの湯で僕にはややツライ。
温泉成分表
健康室には卓球台も
夕食は素朴な家庭料理風なのだが、佐久地方は鯉の養殖で有名な土地だからかならず鯉料理があって、今回の旨煮はこれまでここで食べた中では一番美味しかったが、鯉自体が良かったのか料理の具合が良かったのか、この前の米沢の水飴を使ったものに近いぐらいにシコッとした食感で、味もシッカリしていましたな。やはりご飯までは届かずでお吸い物だけを、冷酒の牧水の生貯蔵酒はなかなか美味しいからと、翌日にツルヤで買ってきましたよ、但し生貯蔵酒は4合瓶までで1升瓶はありません。
夕食膳
翌朝もいつも通りに朝風呂にと部屋を出ていったら、新旧中間にある休憩ロビーの窓から見える外の景色が幻想的じゃと、山里らしい風景にはやはりシャッターを切らずにはいられませんな、不思議な風景で上の方には浅間山が遠望できるんですよ。
左手のコンモリした木々の上、桜の枝のあいだに浅間山が
雲も雲海に対峙するように面白い光景だなぁと
南側蓼科山方面は晴れ渡っていて
朝食ではサダラ類や煮物などはそれぞれが自由に取ってくるというスタイル、海苔や納豆も同様ですが皆さん一つずつと欲張りませんね。御飯以外に温泉粥も用意されていて、これは欲しい人が自分でよそって漬物を加えてというから僕はお粥とご飯の両方をと欲張っちゃう、朝食は至って地味なものですから。
朝食膳
近くの老人が作るという藁細工の馬が今回初めて会計場所で売られていたので購入
二日目は下り坂で午後からは曇ってくるというが、朝はまだ晴れていて秋深まった信州の風景がきれい、でも暖かめが影響してかこのあと旧望月市街に下って行ったら霧の中となって、宿で見た朝靄みたいなものは霧で時間と共に下の方に広がって行ったものか。
宿の駐車場から北側を