25日(月)は軽井沢では霧に覆われ肌寒くて、ここは信州でも関東の天気の影響を強く受けるようで首都圏も涼しかったみたいだけど、佐久から西は晴れるというから避暑ならぬ避寒に逃げ出そうということで、久しぶりに上田方面に出掛けてみたら、途中からは青空が現れて良い陽気となって、そんなに距離が離れてもいないのに信州の天気は山の天気同様で変化が大きいんですね。
浅間サンラインの途中では農産物直売所のたきばら駅に立寄ってみたらまだ野菜類は少なくて、代わりに花の苗などが40円からとスコブル付きで安かったから山荘の端っこに植えておいてもいいかと少しだけ買ってみたが、中では額アジサイが200円というので軽井沢の寒さに大丈夫かどうか分からないが試しに植えてみようと。さらに道の駅雷電くるみの里にも途中下車、ここは結構ユニークな地元発の農産物加工品があるんですよ。
左から園芸の花苗4種は40円と50円、アジサイが200円、道の駅の山野草のツクシカラマツは300円
昼は上田の中心部にあるトンカツと洋食の老舗まんぷく(冒頭写真)に12時過ぎに入ったら我々でほぼ満席状態、人気店で地元客で繁盛している店だがこの日は異常で、相席でも空きが無いという盛況ぶりにビックリ。これは食事を終えてレジで支払いしていた女房がその脇の小さな貼紙に店舗老朽化により本日をもって閉店とあったのを見つけて、驚いて今後はどうするのかと訊いたら、軽井沢に移転して再開する予定だがまだ詳細は未定で、決定したらこの店先にお知らせ貼紙を出すそうだ。外の看板にSince1952とあったから親子二代でちょうど60年という上田での歴史に終止符をうつわけだ。
この通リ沿いにはこのシェフが弟子たちに任せている桜庵、写楽、こうや、李白などがあって、それらは恐らくそのまま営業するんだろうが、それらの大本山の老舗の営業最終日ということで、昔からの常連客達がここでは食べおさめとなる料理を求めて詰めかけていたんだと知った、サービスの奥さんと会話を交わす中年女性客の姿も多かったものね。
俗にまんぷく通りと
そんなこととは知らずに偶然にも入店することになって、こちらは天然無垢材の家具のみなとのオヤジの紹介で初めて食べてからはもう10年以上で、何か不思議なご縁があったようですね。しかしいつ軽井沢で営業を始めるのかと我々はむしろ喜んじゃう、わざわざ上田まで来なくても食べられるようになるもんね。夏までには軽井沢で営業開始してもらいたいもの、でもお値段は多少はアップするだろうけどそれは軽井沢では仕方ないか。
<追記 2013年>
現在は軽井沢のバイパス沿いの塩沢湖入口交差点から東手前、南大門のある場所に侘助という店名で営業している。