渋温泉に泊まったからには外湯巡りもしないと片手落ちと二日間で全9湯を制覇 、初日は早めにチェックインしたあと宿の湯だけでなく夕所までに外湯4湯を、そして翌朝は入浴できる6時から残りの5湯と宿の内湯を朝食前に、外湯ではそれぞれ移動時間も含めて15分ほどでで十分、外湯はやや熱めの湯が多いので長湯できないのと、住民みたいに洗わないし、浴衣なら脱ぎ着る時間もアッという間だしで一泊だけでも十分に9湯ぐらいなら問題なしでした、泉質は基本は同じでも違いは多少はあるようでどれかは自分にピッタリの効能に出会えていたかも。
温泉街には古くからの細い道が二筋あって、旅館はその両側に大小がいくつも並び建つ、外湯はその合間にあって9番の大湯以外はこじんまりしたものばかりだそうで、目印に青い旗が立てられていて、坂道の中央から二分され、まずは下に向かって1番、2番、3番と、そして上のほうからも中央向かって番号が振られ、加えてそれぞれの温泉の特徴を表すような名前も付けられていた。宿には部屋ごとに鍵が一つだけおいてあって、男女二人で入るなら入口は隣りあわせだから片方を開けた後に相手に鍵を渡すようにと、二人で出てくる時間合わせは声を掛け合ってという、その鍵にも案内地図が書かれた木札が付けられ、それほど広い温泉街ではないから迷うようなことはまずありません。
温泉街
鍵には外湯の案内地図が
着いた日はなだらかな温泉街の坂道の下のほうを順番に三ケ所に入ってきて、宿のすぐ近くにある最終番号の9番の大湯で切り上げようと、4時ごろから入り始めて5時ごろには4湯のハシゴ完了、最後の大湯だけはちょっとばかり時間をとったけど、夕食までに宿のいくつかの湯にも入らないといけなかったからね。小さい風呂だから込み合わないかと心配したが、早い時間帯だったからか数人も一緒に湯桶にとなったことはなかった、地元の人にも会いませんでした。この中では2番の笹の湯は熱かった、暫し水を入れたが誰も入ろうとしない、おそらく48℃ぐらいはあったような、僕は一昨年の夏油温泉の一番上流の通常は50℃にもなるという熱い露天でその時は48℃ぐらいという湯を経験していて、同じぐらいならと30秒ほど全身を沈めてジッと我慢の子を、女房はとうとう湯を少し掛けただけでギブアップだったそうだ。下のほうの湯はどれも総じて熱め、中央にあった大湯だけは適温だったけど。
1番の初湯・弱酸性のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉
2番の笹の湯・弱酸性のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉・・・入る人が少ないと熱くなるらしい
3番の綿の湯・弱酸性のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉
大湯にはアプローチが上下の両方からある
9番の大湯・弱酸性のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉・ここの浴槽は大きめなのと温泉蒸気サウナがありました
大湯の屋上には足湯が
足湯向かいの渋高薬師の階段、温泉寺とともに今回は不義理を
温泉卵を販売
翌朝は残りの外湯に全部入ろうと開場時間に合わせて一番遠くの4番の竹の湯から、不思議なことに宿から上のほうの湯はどこも一番風呂だっただろうにどれもそれほど熱くない、それと湯の花はこちらのほうが多めの感じかな、どこもまだ空いていて実にいい湯だなと、二ヶ所ばかりでは石鹸持参の地元の人と一緒でしたが地元の人の朝湯のために調整しているのかな。
宿から登っていったらもっと細い路地にも宿が
この道の突き当りが温泉寺
渋温泉のマンホールには猿が
4番の竹の湯・弱アルカリのナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉
5番の松の湯・弱アルカリのナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉
6番の目洗の湯・中性のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉
7番の七操の湯・中性のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉
8番の神明滝の湯・中性のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉
昨夜と同じ足湯を
渋高薬師への階段
中にミニチュアの猿がいます
一泊二日で宿と外湯とこれだけ湯に浸かったのは初めてじゃないかな、外湯といえば確か城崎温泉では宿の内湯よりも外湯がメインでもっと大きい施設だったのでユックリと浸かった、特に洗った湯で長湯もした記憶が、東日本方面では草津の無料の外湯は泊まりじゃなくて入ったからやはり忙しかったし熱かった、野沢では一か所だけだったがあそこも熱かった、いずれも長湯させないためかもね、東北ではツアーで数日にわたって各地の湯に数か所ずつこれらは1時間ぐらいは時間をとって、とにかくハシゴ湯するというのはいずれも面白いもの、また硫黄泉以外は体に匂いが染みつくことはないが皮膚にはしみ込んでいるはずで効能は期待しています、まだまだこれからも入るまくるぞと。