ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

雪の白川郷と高山そして平湯温泉に泊まるバスツアー旅 2012.2.3(金)~4(土) 第一日目上 1/5

2012-02-11 16:13:52 | 旅日記

 今回の格安バスツアーは一泊二日ではかなり走る距離が長いから忙しい旅になりそうな予感が、出発も早朝7時で帰りの予定も9時頃とあった。このツアーに申し込んだのは雪の白川郷が見たかったからが一番で、それで温泉にも入れたらあとは付録みたいなもんだというぐらいのつもりで。阪急交通社は格安パック旅行には「びっくり」というのを冠詞みたいに付けるらしくこのツアーにも、そういうビックリの安さだから文句なしに参加しちゃいましたよ。

 本当は一日前の予定の横浜出発を申し込んでいたのだが、木金の平日で参加者の集まり状況が悪いと事前に聞いたので催行が決まっていたこの金土の池袋新宿発のコースにしたのだが、早朝7時半の新宿出発時間には2台のバスが来ていて、やはり格安となると人気になっているもんですなぁ。早い出発だからと5時起きで犬の散歩と腹ごしらえは中華街で買ってあった肉マンで済まし、家を6時過ぎに出てオプションの本日の昼が何か分からないからコンビニでハズレが無いからとおにぎりを買っておいて駅へ。すぐ来た電車に乗って途中まで行ったら急行待ち合わせがあるとというので乗り換えることに。それが久しぶりにリュックと旅行バッグを持ったもんだからバッグを網棚に乗せていて、すっかり忘れてしまって乗換え電車のドアのステップに足をというその直前で気が付いて慌てて戻ることに、なんてみっともないやらボケが恥ずかしいと女房に怒られてしまったが、まぁ気が付いたんだから良かったとしなくちゃと。一年以上もこういうバスツアーから遠ざかっていたから、旅行中にはこれ以外にも些細ながらボケがあって、困ったもんだという歳になってしまったな。

 それでも早目に集合場所の新宿センタービルに着いてしまって、下のコーヒーショップで一休みして10分ほど前に行けばもう池袋で客を乗せたバスは到着済み、待っていた添乗員に急がされ全員が乗り込んでの新宿発は7時半直前に。すぐに首都高に乗ってなるべく走りたいから中央道では一回だけのトイレタイムでというのには、皆さんの貯蔵タンクには余裕があるのか文句は出なかった。

                        出発直前のバスの車内

 最初のトイレタイムは釈迦堂PAで、今回の2台のバスは女性のトイレが混まないようにと別々の場所に停まったみたいでこれもアリですな。釈迦堂には縄文時代の遺跡があったらしく博物館なるものがあるのを知った。

                     釈迦堂PA,右隅に縄文土器レプリカが

 昨日だったら日本海側は大雪だったらしいから一日ずれて良かったなと思うぐらいに中央高速を走る間は快晴の天気で、南アルプスや八ヶ岳の眺めが素晴らしくて、我々は八ヶ岳方面や諏訪湖を眺められる席で写真はそちらだけを撮ることになったが、この日の朝の甲府盆地では甲斐駒がずっとクッキリと、富士山も後ろに黒っぽく浮んでいてそれも撮りたかったけど、こちら側は帰りが早ければその時でもなんて期待はしたんだけどね。

                     甲府盆地で八ヶ岳が前方に、雪はまだ見えない

                     諏訪湖方面で八ヶ岳は後方に、雪景色に

                     反対側の景色は写せず残念でした

 添乗員が諏訪湖では4年ぶりの御身渡りがあったから見えるかもということだったがこれは分かりませんと、帰ってからのニュースでは次の日に現れたとやっていて道理でね。しかし諏訪湖の西側で撮った冒頭写真ではまだ湖水が見える感じでして、これでも御身渡りが出来るんだろうか。道中の甲府盆地ではほとんど雪は積もっていなかったのが、この諏訪湖近くになったら畑一面が雪景色に変っていくことになる。

                     諏訪湖の結氷状況

 松本ICで降りてR158で岐阜県に向かえば安曇野方面に北アルプスがよく見えて、これなら明日の朝一番でオプションになっている新穂高ロープウェイは眺望が期待できるかもと、これは甘かったとあとで分かることに。

                    松本から北アルプス方面を

 新島島ぐらいまでは積もった雪はそれほどでもなかったが先に行くほど多くなってきて、二回目のトイレタイムの道の駅風穴の里では除雪した雪山はかなりの高さになっている。ここの売店で特産だという稲核菜の漬物などを試食したら結構おいしいとお買上げ、こんな初っ端から何か買うなんて普通は無いことなのにね。風穴の里というのもここにあるからということだが、冬期は閉鎖なんだそうだ。

                     風穴の里

                         稲核菜はカブの一種か

 沢渡を過ぎるくらいから更に雪が多くなって、道路脇は除雪した雪が占めるから大型車の擦れ違いはキツそうに見えて、運転手さんは神経を使うでしょうな。冬季閉鎖の上高地侵入口の分岐点を過ぎれば間もなくで有料の安房トンネルに、これが出来たおかげで楽になったものだと、これのお蔭で冬場の高山方面へのツアーで多くのバスが行き来するようになったということだね。

 トンネルを抜けたら天気は一変してややチラチラもあるような曇り空になっていて、道路両側の雪はさらに高くなって見上げた北アルプスは雲の中にスッポリ、川端康成の雪国の冒頭は信州と飛騨でも同じだと再認識することとなった。昼食はトンネルを出てすぐの平湯バスターミナルにあるアルプラザの食事処で、オプションを取った人は2Fの食堂でそのほかは1Fのレストランでということであったが、我々はおにぎりを持って来ちゃったから何処かに座って食べようとしたが、外にはベンチがあるのに中には休憩できる場所が無くて、あとでバスに戻ってからということになってしまった。山のバスターミナルなら無料休憩所を室内に設けましょうよ。レストランのメニュー看板を見たら、場所が山奥で不便だった頃そのままに高い値段設定で、これもいけませんな。待ち時間に産直市場なる看板に惹かれて入ったものの、夏場は山の幸があるのかもしれないがこの時期は普通のお土産ばかり、アルプラザの売店でも目ぼしいものが無くて試食だけで買わず仕舞いの客となってお相子さまだったかな。ここの3Fには日帰り温泉があって600円とか、昔浸かったことがある民俗資料館の混浴露天風呂は入場料以外は寸志とあったが、冬場じゃ寒くて入れないか。ターミナルの職員に明朝の天気予報を尋ねたら、山の天気は予想がつかないが明日は雪模様らしいということであった、新穂高ロープウェイはギリギリまで決められないね。

                     平湯バスターミナル

                     ターミナルの建物の裏側の景色

 食後は第一日目のメインである雪の白川郷へ向かうR158の山道をクネクネと降りて行って、周囲の風景はさすがに雪国に来たなぁという雰囲気を十分に味わえることになる。見渡す限り雪ばかりと山道だから不慣れだとノロノロ運転になりそうだが、バスは安全運転しつつも手慣れたもので前の乗用車を追いかけるようなスピードで降りていく。実はこの日はまだマシだったみたいだ。

                     雪の山道を走る


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